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定説（読み）テイセツ

デジタル大辞泉 「定説」の意味・読み・例文・類語

てい‐せつ【定説】

一般に認められ、確定的であるとされている説。「定説をくつがえす」「学界の定説」
[類語]説・所説・学説・意見・見解・主張・論・所論・持説・持論

じょう‐せつ〔ヂヤウ‐〕【定説】

１ 「ていせつ（定説）」に同じ。
「―を承り満足申して候」〈謡・山姥〉
２ 疑いのないこと。決まっていること。
「夜明けなば生き死にの―隠れあるまじと」〈浄・万年草〉

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精選版 日本国語大辞典 「定説」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せつヂャウ‥【定説】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 確定したものと認められた説。きまって動かない説。ていせつ。
    1. [初出の実例]「聖教の異説、よくよく定説をたづぬべき也」(出典：九冊本宝物集（1179頃）八)
    2. 「『ああごくらくもぢこくも、たしかにござる事で御ざる』『ある、扨は是がぢゃうせつじゃ』」(出典：虎明本狂言・武悪（室町末‐近世初）)
  3. ② 転じて、疑いないこと。決まったこと。
    1. [初出の実例]「こよひかぎりの命也と申せしが、夜明なばいき死のぢゃうせつかくれ有まじと、涙をかくす声(こは)つき」(出典：浄瑠璃・心中万年草（1710）下)

てい‐せつ【定説】

  1. 〘 名詞 〙 確定した説。正しいときまって動かない説。また、一般に正しいと認められている説。定論。
    1. [初出の実例]「これは定説にもやと存ぜり」(出典：名語記（1275）五)
    2. 「今日の史家の定説の様である」(出典：実朝（1943）〈小林秀雄〉)

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普及版 字通 「定説」の読み・字形・画数・意味

【定説】ていせつ

定論。

字通「定」の項目を見る。

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