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[[MB.150 (航空機)]]
* XF15C 1機([[:en:Hickory Aviation Museum|ヒッコリー航空博物館]])
==a-33==
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{{ Infobox 航空機
| 名称 = 8A-5 / A-33
| 画像 = File:Douglas A-33.jpg
| キャプション = 飛行するA-33-DO (撮影年不詳)
| 用途 = [[対地攻撃機]]
| 分類 = [[攻撃機]]
| 設計者 = ([[ジャック・ノースロップ|ジョン・クヌーセン・ノースロップ]])
| 製造者 = [[ダグラス・エアクラフト]]社
| 運用者 = [[File:USAAC Roundel 1919-1941.svg|25px]] [[アメリカ陸軍航空隊]] [[A-33 (航空機)#運用者|ほか]]
| 初飛行年月日 =
| 生産数 = 36機
| 生産開始年月日 =
| 運用開始年月日 =
| 退役年月日 = [[1944年]]（アメリカ陸軍航空軍）
| 運用状況 = 退役
| 原型機 = [[A-17 (航空機)|A-17]]
}}
'''A-33'''（''Douglas A-33'' ）は、[[アメリカ合衆国]]の[[ダグラス・エアクラフト|ダグラス]]社が開発し、[[アメリカ陸軍航空隊]]で運用された[[攻撃機]]。ダグラス社や輸出先では'''8A-5'''と呼ばれた。
== 概要 ==あ
ノースロップ社が開発した'''[[A-17 (航空機)|A-17攻撃機]]'''の改良型で、ノースロップ社を吸収したダグラス社が新たに開発した。第二次世界大戦中に小数機が生産された。A-17より強力なエンジンと爆弾搭載量が増加した。当初は輸出市場を対象として開発されたものであったが、輸出されたもののほとんどが[[アメリカ陸軍航空隊]]に行き着いた。
== 開発 ==あ
[[ジャック・ノースロップ|ノースロップ]]は一時期[[ドナルド・ウィルズ・ダグラス・シニア|ダグラス]]のもとで働いていたことから、[[1932年]]にダグラスの協力のもとでノースロップ社をダグラス社の一部所有子会社として設立した。[[1937年]]にノースロップはノースロップ社の経営から引退し、ノースロップ社はダグラス社に吸収された。
この吸収により、ノースロップ社が開発した機体はダグラス社に開発・生産が受け継がれた。このうちモデル8として開発されたA-17は、ダグラス社[[:en:El Segundo, California|エルセガンド]]工場でさらなる改良が続けられた。改良型はモデル8Aと呼ばれ、そのうち5案目が開発続行となった。こうして生まれたのが8A-5である。
== 設計 ==あ
8A-5は、1,200馬力（895 kW）の[[ライト R-1820|R-1820-87エンジン]]を搭載している。武装もA-17の派生型のうち最も強力なものに改められた。搭載量も拡大されたため、最大2,000ポンドの爆弾を運ぶことができた。
また、翼の形状は根本側がNACA 2215、翼端はNACA 2209である<ref name="Selig">{{cite web |last1=Lednicer |first1=David |title=The Incomplete Guide to Airfoil Usage |url=https://m-selig.ae.illinois.edu/ads/aircraft.html |website=m-selig.ae.illinois.edu |accessdate=16 April 2019}}</ref>。
== 生産 ==あ
[[カリフォルニア州]]にあるダグラス社[[:en:El Segundo, California|エルセガンド]]工場で生産が行われた。
== 運用 ==あ
[[1940年]]初頭、ノルウェー政府は36機の8A-5を注文した。1940年[[10月]]から[1941年]][[1月]]の間に完成した機体は、ノルウェーが既にドイツ軍に侵攻されて納入できなかったため、かわりに[[:en:Norwegian Army Air Service|ノルウェー陸軍航空部隊]]・[[ノルウェー空軍|空軍]]のために設置された[[カナダ]]・[[オンタリオ州]]の[[ビリー・ビショップ・トロント・シティー空港|トロントアイランド空港]]に設けられた訓練施設「[[:en:Little Norway|リトル・ノルウェー]]」に送られた。
リトル・ノルウェーでの訓練では2機が失われた。訓練の需要を満たすため他機への置き換えが進み、残っていた34機はペルーに売却された。しかし、そのうち31機は[[第二次世界大戦]]の開始に伴って陸軍航空隊に取り戻された。この31機はA-33と指定されたうえでエンジンが換装され、訓練や[[標的曳航]]をはじめとする様々な任務に使用された<ref>Pelletier ''Air Enthusiast'' September/October 1998, pp. 3–4.</ref>。
== 運用者 ==あ
;{{NOR}}
* [[:en:Little Norway|リトル・ノルウェー]]
;{{PER}}
;{{flag|United States|1912}}
* [[アメリカ陸軍航空隊]]
== 諸元 ==あ
{{smaller|McDonnell Douglas Aircraft since 1920<ref name="Frnc Doug p222">Francillon 1979, p. 222.</ref>}}
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|-
!制式名称||A-33
|-
! 全幅
||14.55m
|-
! 全長
||9.91 m
|-
! 全高
||2.84 m
|-
! 翼面積
||33.7 m<sup>2</sup>
|-
! [[翼面荷重]]
|| kg/m<sup>2</sup>
|-
! [[空虚重量|自重]]
||2,499 kg
|-
! 正規全備重量
||3,901 kg
|-
! [[最大離陸重量]]
||4,173 kg
|-
! [[発動機]]
||[[ライト R-1820|GR-1820-G205Aエンジン]]空冷星型9気筒（離昇1,200馬力）1基
|-
! [[最高速度]]
||399 km/h（高度4,800 m）
|-
! 上昇限度
||8,800 m
|-
! 上昇力
||3,000 mまで5分48秒
|-
! [[武装]]
||胴体前部：7.6 mm 機関銃4挺（携行弾数各500発）
翼下[[ガンポッド]]：13 mm 機関砲2門（携行弾数各200発）
後部銃座：7.6 mm 機関銃1挺（携行弾数1000発）
|-
! [[爆弾|爆装]]
||最大搭載量2,000ポンド
内部：爆弾倉に最大20個の20ポンド（9.1 kg）爆弾
外部：胴体下ハードポイント4基、外翼ハードポイント4基は最大500ポンド（230 kg）の爆弾を設置可能
8つすべてが100ポンド（45 kg）各1発設置可能
|}
== 各型 ==あ
; 8A-5
: A-17の改良型。
; A-33
: 8A-5からエンジンを換装したもの。
== 関連項目 ==あ
{{commonscat|Douglas A-33}}* [https://web.archive.org/web/20080127153300/http://www.nationalmuseum.af.mil/factsheets/factsheet.asp?id=3172 National Museum of the USAF - A-33 Fact Sheet]
* [https://web.archive.org/web/20080726133953/http://home.att.net/~jbaugher4/a17_9.html Douglas 8A-5 for Norway, A-33]
{{Douglas aircraft}}
{{USAF attack aircraft}}
== 脚注 ==あ
== 出典 ==あ
{{refbegin}}
* Francillon, René J. ''McDonnell Douglas Aircraft since 1920''. London: Putnam, 1979. {{ISBN|0-370-00050-1}}.
* Pelletier, Alain J. "Northrop's Connection: The unsung A-17 attack aircraft and its legacy, Part 1". ''[[Air Enthusiast]]'' No 75, May–June 1998, pp. 62–67. Stamford, Lincolnshire: Key Publishing. {{ISSN|0143-5450}}.
* Pelletier, Alain J. "Northrop's Connection: The unsung A-17 attack aircraft and its legacy, Part 2". ''[[Air Enthusiast]]'' No 77, September–October 1998, pp. 2–15. Stamford, Lincolnshire: Key Publishing. {{ISSN|0143-5450}}.
* Wagner, Ray. ''American Combat Planes of the 20th Century, Third Enlarged Edition.'' New York: Doubleday, 1982. {{ISBN|978-0-930083-17-5}}.
*Andrade, John M. . ''U.S Military Aircraft Designations and Serials since 1909''. Leicester: Midland Counties Publications, 1979. {{ISBN|0-904597-22-9}}.
*Swanborough, F. G. and Peter M. Bowers. ''United States Military aircraft since 1909''. London: Putnam, 1963, 1971, 1989. {{ISBN|0-85177-816-X}}.
{{refend}}
== 現存する機体 ==
{|class="wikitable" style="font-size: 90%; bacground-color: #fff;"
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