2024年パリオリンピックの体操競技
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この記事は2024年パリオリンピックに関して将来予定されるイベントを扱っています。 |
2024パリオリンピック 体操 | |
ベルシー・アレナ | |
会場 | ベルシー・アレナ(体操競技、トランポリン) ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ(新体操) |
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開催日 | 2024年7月27日 – 8月5日(体操競技) 2024年8月8日 – 10日(新体操) 2024年8月2日(トランポリン) |
参加選手数 | 318(男子110、女子206)人 |
« 2020 | 2028 » |
2024年パリオリンピックの体操競技は、国際体操連盟(FIG)管轄の下で2024年7月から8月に開催される予定の同オリンピックの競技である。
体操競技、新体操、トランポリンを実施する[1][2][3]。
概要[編集]
- 体操団体は前回東京大会は4名だったが、今大会は5名となる[4][5]。2022年リヴァプール世界選手権で上位3チーム、2023年アントワープ世界選手権で大枠が決定。
- 新体操団体は前回東京大会ではボール、フープ&クラブの2種だったが、今大会ではフープ、リボン&ボールの2種に変更されている[6][7]。同様に2022年ソフィア世界選手権・2023年バレンシア世界選手権で大枠決定。
- トランポリンは2023バーミンガム世界選手権および2023–2024ワールドカップシリーズの結果で出場枠が確定する。
出場選手[編集]
体操競技[編集]
男女96名ずつの選手が出場する。NOC別の人数上限は団体出場NOCが5名、団体不出場NOCが3名[4][8][9]。
- 団体 男女各12のNOCが出場枠を獲得(1チーム5名)。団体に出場する選手は個人にも出場する。
- 2022年世界体操競技選手権の団体の上位3チーム。
- 1.の3チームを除く2023年世界体操競技選手権の団体の上位9チーム。
- 個人 個人のみに出場する選手は男女36名ずつ。団体の出場枠を獲得したNOCは個人のみに出場する選手の出場枠は得ることができない。種目別の成績により出場権を得た選手も本大会では、全種目に出場することができる。
- 2023年世界体操競技選手権の団体の上位3チームのNOCに各1枠。
- 2023年世界体操競技選手権で個人総合の上位の選手(男子8名、女子14名。但し1NOCにつき1枠のみ)。
- 2023年世界体操競技選手権で種目別の(上記2.で出場権を得た選手を除く)男女各種目上位1選手ずつ(男子6名、女子4名)。
- 2024年の種目別ワールドカップシリーズの結果により、(上記2.3.で出場権を得た選手を除く)男女各種目上位2選手ずつ(男子12名、女子8名)。
- 2024年の大陸選手権の個人総合の結果により、(上記2.3.4.で出場権を得た選手を除く)男女上位各5選手ずつ。
- 開催国枠とユニバーサリティ枠(いずれも男女各1名ずつ)。(未使用の場合、2.の条件により再分配される。)
以上の結果、出場国・選手は次のように決まった。
区分 | 決定条件 | 出場国 | |
---|---|---|---|
男子 | 女子 | ||
団体 | 2022年リヴァプール世界選手権 | ||
2023年アントワープ世界選手権 | |||
個人のみ | 開催国 | 【再分配】[10] | 【再分配】 |
上記条件1. | |||
上記条件2. |
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上記条件3. | |||
上記条件4. |
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上記条件5. |
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開催国枠再分配 |
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ユニバーサリティ枠 |
新体操[編集]
団体70名、個人24名、計94名の女子選手が出場する[6][8][11]。
- 団体 14グループ(1つのNOCにつき1グループまで。1チーム5名)。
- 2022年世界新体操選手権の団体総合の上位3グループ。
- 1.の3グループを除く2023年世界新体操選手権の団体総合の上位5グループ。
- 1.および2.の8チームを除く2024年の大陸選手権(またはFIGが承認した他の大陸予選)の団体総合の上位各1グループ(計5グループ)。
- 開催国枠(予選で団体の出場枠を獲得できなかった場合のみ)。
- いずれかの基準で出場枠に空きが生じた場合は、2023年世界新体操選手権の団体総合の成績上位国に再配分される。
- 個人 24名(1つのNOCからは2名まで)。
- 2022年世界新体操選手権の個人総合の上位3選手が属するNOCに1枠ずつ。1つのNOCからは2枠まで。
- 2023年世界新体操選手権の個人総合の上位14選手が属するNOCに1枠ずつ。1つのNOCからは2枠まで、ただし1.で2枠を得ているNOCの選手を除き、1.で1枠を得ているNOCはもう1枠まで。
- 2024年の大陸選手権(またはFIGが承認した他の大陸予選)の個人総合の上位各1選手。ただし1.および2.で出場枠を得ていないNOCの選手に限る。
- 開催国枠(予選で個人の出場枠を獲得できなかった場合のみ)とユニバーサリティ枠(1名ずつ)。
- いずれかの基準で出場枠に空きが生じた場合は、2023年世界新体操選手権の個人総合の成績上位国に再配分される。
以上の結果、出場国・選手は次のように決まった。
区分 | 決定条件 | 出場国 |
---|---|---|
団体 | 2022年ソフィア世界選手権 | |
2023年バレンシア世界選手権 | ||
2024年大陸選手権 |
| |
開催国枠再分配 | ||
個人のみ | 2022年ソフィア世界選手権 | |
2023年バレンシア世界選手権 | ||
2024年大陸選手権 |
| |
開催国枠再分配 | ||
ユニバーサリティ枠 |
トランポリン[編集]
- 2023年世界トランポリン競技選手権の上位8位までの選手が属するNOCに1枠ずつ(ただし1つのNOCにつき1枠まで)。
- 2023-2024ワールドカップシリーズのうち、2023年2月から2024年4月に開催される5大会に基づいたオリンピック予選ランキングリストにより、1.で出場枠を得たNOCを除いた上位選手が属するNOCから1名ずつ(最大12名)。1つのNOCからは1枠まで。ただし1.で出場枠を得たNOCのうち、同リスト最上位3名までの選手が属するNOCは2枠目を得ることができる。
- 1.および2.を通じて男女いずれも出場枠を得ていない大陸は、大陸選手権(またはFIGが承認した他の大陸予選)の結果に応じて男女合わせて各1枠(最大4枠)。
- 開催国枠(予選で出場枠を獲得できなかった場合のみ)とユニバーサリティ枠(男女いずれか各1名)。
- いずれかの基準で出場枠に空きが生じた場合は、オリンピック予選ランキングリストの上位順に再配分される。
各国の出場枠獲得状況[編集]
太字の数字は団体総合に出場をそれぞれ示す。
NOC | 体操競技 | 新体操 | トランポリン | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
男子 | 女子 | 個人 | 団体 | 男子 | 女子 | ||
アルジェリア | 1 | 1 | |||||
アルメニア | 1 | 1 | |||||
オーストラリア | 5 | 5 | |||||
オーストリア | 1 | 1 | |||||
アゼルバイジャン | 1 | 1 | |||||
ベルギー | 3 | 3 | |||||
ブラジル | 2 | 5 | 1 | 1 | 14 | ||
ブルガリア | 1 | 2 | 8 | ||||
カナダ | 5 | 5 | 1 | 11 | |||
中国 | 5 | 5 | 1 | 1 | 1 | 18 | |
コロンビア | 1 | 1 | |||||
チェコ | 1 | 5 | |||||
ドミニカ共和国 | 1 | 1 | |||||
フランス | 1 | 5 | 1 | 1 | 1 | 14 | |
ドイツ | 5 | 3 | 2 | 15 | |||
イギリス | 5 | 5 | 1 | 1 | 12 | ||
ギリシャ | 1 | 1 | |||||
ハンガリー | 1 | 3 | 1 | 5 | |||
インドネシア | 1 | 1 | |||||
アイルランド | 1 | 1 | |||||
イスラエル | 1 | 1 | 1 | 8 | |||
イタリア | 5 | 5 | 2 | 17 | |||
日本 | 5 | 5 | 1 | 11 | |||
カザフスタン | 1 | 1 | |||||
メキシコ | 3 | 8 | |||||
オランダ | 5 | 5 | 10 | ||||
パナマ | 1 | 1 | |||||
フィリピン | 1 | 1 | 2 | ||||
ポルトガル | 1 | 1 | 2 | ||||
ルーマニア | 1 | 5 | 1 | 7 | |||
スロベニア | 1 | 1 | 2 | ||||
南アフリカ | 1 | 1 | |||||
韓国 | 2 | 5 | 7 | ||||
スペイン | 5 | 2 | 2 | 14 | |||
スイス | 5 | 1 | 6 | ||||
トルコ | 5 | 5 | |||||
ウクライナ | 5 | 1 | 1 | 12 | |||
アメリカ合衆国 | 5 | 5 | 1 | 1 | 12 | ||
ウズベキスタン | 1 | 1 | |||||
Total: 37 NOCs | 76 | 83 | 19 | 50 | 6 | 6 | 240 |
競技日程[編集]
いずれも中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2)[14]。
予 | 予選 | 決 | 決勝 |
種目\日時 | 7月27日 | 7月28日 | 7月29日 | 7月30日 | 7月31日 | 8月1日 | 8月2日 | 8月3日 | 8月4日 | 8月5日 | 8月8日 | 8月9日 | 8月10日 | |
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体操競技[5] | ||||||||||||||
男子団体 | 予 | 決 | ||||||||||||
男子個人総合 | 決 | |||||||||||||
男子ゆか | 決 | |||||||||||||
男子跳馬 | 決 | |||||||||||||
男子平行棒 | 決 | |||||||||||||
男子鉄棒 | 決 | |||||||||||||
男子あん馬 | 決 | |||||||||||||
男子つり輪 | 決 | |||||||||||||
女子団体 | 予 | 決 | ||||||||||||
女子個人総合 | 決 | |||||||||||||
女子ゆか | 決 | |||||||||||||
女子跳馬 | 決 | |||||||||||||
女子段違い平行棒 | 決 | |||||||||||||
女子平均台 | 決 | |||||||||||||
新体操[7] | ||||||||||||||
女子団体 | 予 | 決 | ||||||||||||
女子個人総合 | 予 | 決 | ||||||||||||
トランポリン[15] | ||||||||||||||
男子個人 | 予 | 決 | ||||||||||||
女子個人 | 予 | 決 |
脚注[編集]
- ^ “Paris 2024 – Artistic Gymnastics”. Paris 2024. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “Paris 2024 – Rhythmic Gymnastics”. Paris 2024. 2022年9月18日閲覧。
- ^ “Paris 2024 – Trampoline Gymnastics”. Paris 2024. 2022年9月18日閲覧。
- ^ a b “【パリ2024への道】体操競技、出場資格取得プロセスを解説”. olympics.com. 2023年6月27日閲覧。
- ^ a b “【NHK】体操のオリンピック競技ガイド”. NHK. 2023年6月27日閲覧。
- ^ a b “【パリ2024への道】新体操、出場資格取得プロセスを解説”. olympics.com. 2023年6月27日閲覧。
- ^ a b “【NHK】新体操のオリンピック競技ガイド”. NHK. 2023年6月27日閲覧。
- ^ a b c “Road to PARIS2024【パリ五輪への道】”. 日本体操協会 (2022年11月14日). 2023年6月27日閲覧。
- ^ “Olympic Qualification System Paris 2024 ART”. 2023年12月24日閲覧。
- ^ 世界選手権で団体出場権を得たため。
- ^ “Olympic Qualification System Paris 2024 RG”. 2023年12月24日閲覧。
- ^ “【パリ2024への道】トランポリン、出場資格取得プロセスを解説”. olympics.com. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “Olympic Qualification System Paris 2024 TRA”. 2023年12月24日閲覧。
- ^ “Paris 2024 Olympic Competition Schedule” (PDF) (英語). 2024年パリオリンピック・パラリンピック組織委員会. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “【NHK】トランポリンのオリンピック競技ガイド”. NHK. 2023年6月27日閲覧。