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利用者:Water & RAINBOW/下書き16-2 平原綾香 アルバム

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各ゲート[編集]

1.User:Water & RAINBOW/下書き16-1 平原綾香 シングル
1.User:Water & RAINBOW/下書き16-1-1 平原綾香 シングル 2000年代
2.User:Water & RAINBOW/下書き16-1-2 平原綾香 シングル 2010年代
3.User:Water & RAINBOW/下書き16-1-3 平原綾香 シングル 2020年代
1.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-1 平原綾香 オリジナル・アルバム
2.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-2 平原綾香 ベスト・アルバム
3.User:Water & RAINBOW/下書き16-2-3 平原綾香 カバー・アルバム


平原綾香[編集]

Prayer[編集]

『Prayer』
平原綾香スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル NAYUTAWAVE RECORDS
チャート最高順位
平原綾香 アルバム 年表
Winter Songbook
2014年
Prayer
2015年
平原綾香ドラマ・映画ワークスセレクション
2016年
『Prayer』収録のシングル
テンプレートを表示

Prayer』(プレイヤー)は平原綾香のオリジナル ・アルバム。

解説[編集]

オリジナル・アルバムとしては前作『What I am』より約1年半振りとなる。

本作のテーマは「祈り」と「愛」としており、全曲が平原自身のセルフ・プロデュースとなっており、作家も外国の作家を多く迎えており、平原にとって「一番落ち着く音楽のかたち」となったのだと言う[2]

製作背景[編集]

前述にもあるように本作は平原自身のセルフ・プロデュースによって手掛けられており、外国の作家陣を数多く迎え入れて制作がなされている[2]

制作スタイルについて
平原は本作に関して以下のように語っている。
今回のアルバムに収録される楽曲たちは、ほとんど私自身で歌詞を書いています。私としては平原綾香を身近に感じるような作品に仕上げられたと思います。楽曲の大半は外国の作家さんによるものが多いですね。外国のメロディーは元々英語詞を想定して作ってる曲が大半を占めるので、それに日本語詞をつけるのはなかなか難しかったですね。なので、出来る限りシンプルな形にまとめた上で俳句を作るような感覚で書いていきました。その分、ストレートな想いを伝える楽曲に仕上がったんだと思います[2]
外国の作家について
以下のように語っている。
日本のデモテープだと簡易的なピアノと、シンセサイザーを使ったストリングスで、本格的な楽曲の録音で作られていないいわば、土台とか骨組みのような段階で作られていることが多いんです。けど、外国の作家さんはもうそれでCD化が可能な段階のクオリティーの音源に近い状態にまでデモが仕上げられていることが多いんです。本格的に生ギターだったり、生ストリングスが用いられてたり。日本とは制作の仕方が全く違うんですよね。その辺りの違いがとても面白いなと思いましたし、楽曲の全体像が想像しやすかったです。[2]
外国の作家が作る歌詞について
以下のように語っている。
曲によってはそのままの英語詞で採用もすれば、全て書き換えたりもする、一部か半分は採用して後はまた新たに書き直すなど、曲によってまちまちですね。作家さんは曲全体をプレゼンしてくれるので、実を言うと「キーを変えたい、ここのテンポはもうちょっと早くしたい」とかの要望は言い出し難い所がありましたね。場所も離れている上、顔すらも合わせた事のない方々とのやり取りは大変でしたね。外国の作家さんが起きて活動している時間帯は日本だと明け方の4時、5時位になっていましたので、就寝時間も後半辺りの制作段階だとその時間に就寝したりしてましたね[2]
セルフ・プロデュースについて
以下のように語っている。
今回は外国の作家さんとのやり取りの大変さに加えて、歌わないといけない上に、曲も歌詞も自分で作るから、とても大変な思いはしましたね。でもセルフプロデュースをしてやりたいことができると言う環境には本当にありがたいなと思っていて感謝してます。外国の作家さんにも一人一人に手紙を書いて「ありがとう」と言う気持ちを伝えたら、「アーティストの方に手紙を貰ったのは初めてで嬉しく思います。」と言ってくれました。音楽を通して交流が深まって仲良くなっていく感覚を久し振りに味わいましたね。最初の辺りはレコーディングのために向こうに行かなくとも曲ができる分、あまり人との交流が無くなってしまうのではと不安がありましたが、その分、より歩み寄ろうとする人間としての本能があるんだなって分かった時でもありました[2]
コンセプトについて
以下のように語っている。
曲毎にテーマや、それぞれの主人公の性格とか生きていた時代こそは異なるけど、全てが一貫して祈りと言うテーマを抱いて歌っている、と言った感じですね。これは制作段階の前半辺りで決まりましたね。そのアルバムの表題曲の「Prayer」は当初、「Before I die」と言うタイトルだったんですよ。けど黒木瞳さん主演ドラマの『スケープゴート』の主題歌に決定した際に、少し変えようと思いまして。そこからさ「Prayer」と言うタイトルになりました[2]

楽曲解説[編集]

Prayer
本作の表題曲であり、本作のタイトルが決まる切っ掛けを作った曲でもある。
平原はこの曲に関して以下のように語っている。
この曲は元々「Before I die」と言う歌詞にも登場するタイトルだったんです。けど後に黒木瞳さんのドラマ『スケープゴート』の主題歌に選ばれた際、タイトルを「Prayer」に変更しようと思い、同時にこのアルバムのタイトルとしても相応しいと思いました[2]
私にとって歌うと言う事は神社仏閣の御前で手を合わせ祈ったりお願いをしている気持ちと同じに思うんです。好きな人に出会えますようにとか、今日はこう言うのが食べたいなとか、世界平和への祈りもそうだし、人は大なり小なり何かしらの祈りを持って生きていると思うんです。なので、人々のそれぞれの祈りを歌にしたものが自然に出来上がって集まっていきましたね[2]
Sweet Sacrifice
この曲に関して以下のように語っている。
この曲の中で大切な人を守りたくて自分の夢を諦めることを愛だと歌った所があるんですが、私自身最近すごく思う所なんです。私は夢を実現するために恋をしないようにしてきましたから。ちょっと男っぽい考え方になるかもしれないですね。けど仕事をバリバリとこなしていきたいと思うから結婚一切考えない、女性も仕事のために犠牲にしなきゃ行けないものは多いと思うんですよね。結婚して子供を産んだら、子供のために生きていかなきゃいけないから。私も歌手を続けると言う事もよほど頑張っていかないと大変な事だと思いますね[2]
と言うのも、ハンドボール選手の宮崎大輔さんのお姉さんのお話を聞いていて。お姉さん自身もハンドボールが上手な方だったんですが、ご家庭の事情があって家計を支えるために自衛隊に入る事になって、弟の大輔さんがオリンピック選手になるために働いていたんです。自分の夢をあきらめた上で。そこがもう、物凄い愛だなと思って、素敵な犠牲だと思ったんです。決して消える事のない愛の形だなと。そんな想いを素直に書いた曲になりますね[2]
[2]
Great Harmony
平原はこの曲に関して以下のように語っている。
この曲は私が書いた歌詞ではないのに、元々祈りと言う言葉が入っていた曲になるんですね[2]
この曲の作詞は「Jupiter」の歌詞を手掛けた吉元由美さんなんですが、彼女との出会いがロイヤルホストだったんです。その当時は「Jupiter」の歌詞は私が自分で書いていたんですが、どうしても上手くまとまらなくて、その想いを込めて途中まで書いた歌詞を吉元さんに手渡して書いて貰うことにしたんですね。最初それを見た吉元さんが「何だか、御釈迦様のような、聖母マリアのような歌詞だね。」と言ってくれたのを覚えてます。「Jupiter」は吉元さんのお陰で素敵な歌詞が完成したので、いつかはまた、お願いしたいなと考えていたんです。この曲は吉元さんが東日本大震災の復興支援で石巻市から帰って来た時に最初にある『私は祈る あなたの涙に』と言うフレーズが思い浮かんで、そこから書き始めたんだそうです。この曲の歌詞にはそう言う復興への想いも込められているんですよね[2]
今回の制作は全体を通して原点回帰のような所はあったかなと思います。全体的にアップテンポの曲が控えめになっていますね。作りたくても作れなかったと言う事もありましたね。ライブを盛り上げるためにアップテンポを度々作ってはいたんですが、ここ最近はそうではないアルバムがあったって良いじゃないかと思うようになりました。自分に対するバラードのイメージを打ち破りたいと言う想いもあって、けどもっと肩の力を抜いてもっと楽な感覚で今音楽を聴いてくれてる人が一番聴きたいであろう平原綾香の曲を歌おうと思ってますね[2]

収録曲[編集]

  1. I’m Coming Home
    作詞:平原綾香 / 作曲:Sonja Biskop・Jeff Franzel・Christian Knollmueller・Nani
  2. Don’t give it up
    作詞:平原綾香 / 作曲:平原綾香・坂本昌之
    テレビ東京系列報道番組『ワールドビジネスサテライト』エンディング・テーマ
  3. Let it flow 〜愛のかたち
    作詞:平原綾香 / 作曲:Will Hatton・Abi F Jones・Thomas Reil・Jeppe Reil
  4. ALL OR NOTHING
    作詞:平原綾香 / 作曲:Fridolin Tai Nordso Schjoldan・Anders Rhedin・Dimitri Ehrlich・Pia Toscano
  5. ソメイヨシノ
    作詞・作曲:堂野晶敬
  6. 風歌
    作詞・作曲:春日章宏
  7. Prayer
    作詞・作曲:Nicolas Farmakalidis・aika・Krysta Youngs
    WOWOW連続ドラマ『スケープゴート』主題歌
  8. Sweet Sacrifice
    作詞:平原綾香 / 作曲:Harry Sommerdahl・Hanne Sorvaag
  9. Melody
    作詞・作曲:堂野晶敬
  10. 恋をすれば
    作詞・作曲:平義隆
  11. HEROES
    作詞:平原綾香 / 作曲:Harry Sommerdahl・Victoria Horn・Ki Fitzgerald
  12. Great Harmony
    作詞:吉元由美 / 作曲:宮川彬良
    配信限定シングルのリアレンジ
    宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』エンディング・テーマ

脚注[編集]

  1. ^ ORICON NEWS Prayer”. 2021年4月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 平原綾香のニューアルバム、テーマは“祈り”と“愛””. 2021年4月9日閲覧。

外部リンク[編集]


LOVE[編集]

『LOVE』
平原綾香スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル NAYUTAWAVE RECORDS
チャート最高順位
平原綾香 アルバム 年表
平原綾香ドラマ・映画ワークスセレクション
2015年
LOVE
2016年
LOVE 2
2017年
テンプレートを表示

LOVE』(ラブ)は平原綾香のオリジナル・アルバム。

解説[編集]

オリジナル・アルバムとしては2015年発売の『Prayer』より約1年振りとなる。

今回は玉置浩二中島みゆき等、様々なアーティストが楽曲提供をしておりタイトルにもあるように、それぞれの楽曲が「愛」についての曲で構成がなされている。また、今回は先行シングルなどは一切含まれておらず、全てが新曲での構成となっている[2]

平原は本アルバムに関して「デビューの頃からとても好きな言葉があるんです。『私が彼方を見渡せたとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからこそである。』と言うシャルトル・デ・ベルナールアイザック・ニュートンの言葉ですね。古代の時代を築いてきた先人の知恵や偉大さを讃えるであろうこの言葉は音楽にも通ずる要素があるなとかねてより、思っていました。私は幼い頃より多くの音楽を聴いて育ちました。そのどれもが私自身に深く刻まれていて、私自身が作る曲や歌詞、歌声にもそれらが無意識のうちに滲み出ているものだと思いますね。なので、常日頃より私は「偉大なる音楽家達の肩の上に乗って歌ってるんだな。」と思っています。今回のアルバムは様々なジャンルで活躍されている偉大な音楽家の方々に抱かれているような感覚で歌わせて貰いました。とても素晴らしい景色を見渡せたのも、皆さんがいたからこそだと思いますね。本当に感謝の気持ちしかありません。」と語っている[2]

また、今回のアルバムのコンセプトはタイトル通り「愛」であり、平原はコンセプトに関して「愛で傷付いた時、自分で傷付けたり、何かにあたったり、どうにかして直そうとするけど、かえって傷口を広げてしまって終わってしまう。そんな折、気付いた事があって。愛で傷付いた所は愛でしか直すことが出来ないのだと言う事ですね。このアルバムには様々な形の「愛」が凝縮されているので、きっと気分を良くしてくれると思います。19歳でデビューしてから31歳になるまでの中であまり歌った事のない大人の愛の歌も収録されています。愛する事、愛される事、どちらも素敵な事です。傷付くこともあるけどそれもまた醍醐味な所ではないでしょうか。」と語っている[2]

製作背景[編集]

本作は前述にもあるように「愛」をテーマとしている。本作においてそのテーマとした経緯として平原は「私、今31歳になっていますが、19歳でデビューした当時とは全く環境も自分の心境も全てが違うようになっていて、私はこれまでに恋や愛の歌を歌っては来たけど、大人の愛の歌はまだ歌った事なかったなと思っていて。そのタイミングでこれまで歌ってきた曲はちゃんと世間に届いているだろうかと不安に思っていたんです。そんな時に今回のアルバムのプロジェクトプロデューサーの方とアルバムのコンセプトを相談し合う中でその方から「今最前線で活躍している豪華アーティストのみなさんに曲を書いて貰って、それを歌うのはどうだろうか?」と提案がありまして。それを受けてこんな貴重な機会、滅多に来ないだろうから愛と言う究極のテーマで憧れのアーティストさん達がどんな曲を作るのか、身近でその一端に触れてみたいと思って今回のお話が持ち上がりました。」と語っている[3]

楽曲解説[編集]

マスカット
この曲は玉置浩二によって作詞・作曲された曲であり、大人の男女の愛を題材に描かれた曲となっている。また、平原は玉置浩二とは縁が深く、平原の父である平原まことが玉置がボーカルを務めるロックバンド安全地帯のサポートメンバーであった事が縁となり、5歳の頃に父に連れられて玉置のいる楽屋に来ていたことがあったのだと言う[3]
平原はこの曲に関して以下のように語っている。
玉置さんとは父が安全地帯のサポートメンバーだった事もあって5歳の頃にお邪魔して抱っこして貰った事もありましたね。あの時はとても恥ずかしかったから、寝たフリをしてやり過ごした思い出があったんですが、その頃の事を玉置さんも覚えていて下さってたんですよ。私もずっと小さい頃から玉置さんの歌を聴いてきていたので、玉置さんが「綾ちゃんがあれから、こんなに大きくなって歌手になって、自分が綾ちゃんのために曲を書く事になる日が来るなんてなぁ...。」って感慨深いものが互いにありましたね[3]
楽曲が手渡された時、歌詞の中に『まる裸』ってあって、それを見て「えっ!?」って思って最初はとてもびっくりしてしまいましたね。けど、玉置さんに「玉置さんの歌は、父と母の温もりやあの日の雨の匂いだったり、幼い頃に見た景色や思い出を思い出してキュンとなっていく事が多いです。」って言う手紙を書いて送ったんですが、それを見て書いて下さったのがこの歌詞になります。それもあって「父より強く、母より優しく」と言うフレーズがあったり、小さい頃に見た雨の描写があったり。大人の愛と言うのはその人を愛するだけではなくて、その後ろにある小さい頃のその人、その人を育ててきた周りの人達も同じように愛していく位の覚悟が持てなければならないと言っているように感じましたね[3]
アリア -Air-
この曲は中島みゆきが作詞・作曲した楽曲となっている。デビュー曲の「Jupiter」に通ずるものがあり、今作の中では最も歌いやすかったのだと言う[3]。平原はこの曲に関して以下のように語っている。
昨年に行ったコンサートツアーでみゆきさんの「」をカバーさせて貰ったんですけど、歌っている私自身がすごく癒された感覚になって、歌いながら心を慰められて行った経験があったんですよ。その経緯があってみゆきさんに「魂の子守唄のような曲を作って貰えませんか?」とお願いして出来たのがこの曲なんです。レコーディングの時にも来てくださって、当初、真ん中でドーンと構えて聴いているのだろうなと思っていたんですが、小部屋の影からひっそりと聴いているような感じでしたね。プレッシャーを無闇に与えないようにして下さってる事が凄くよく分かって、本当に優しい方だなと思いました[3]
その日が丁度誕生日が近かったので、プレゼントにアンテプリマのキラキラとしたバッグを渡したんですが、「最近、キラキラしたものに目がなくて」と言って少女のように喜んでくれたんです。とても可愛らしい方だなと思うのと共に本当に素敵な方だなと思いました[3]
鼓動
この曲は徳永英明が作詞・作曲した曲であり、徳永としては初めて自身以外のアーティストに対して詞を書き下ろした曲となる[3]。平原は本作に関してのエピソードを以下のように語っている。
徳永さんとはかねてより交流のある方で、徳永さんは私の事を「平原」、私は徳永さんの事を「トニー」と呼び合う間柄なんです。実を言うと本作を作り終えた後に入院されたんですよね。その時にメールで「(「鼓動」を聴いて)弱っている自分に寄り添って歌ってくれてるみたいで、凄く励まされました。あなたの歌声からは愛と希望、そして未来を感じさせてくれます。」と言ってくれて「泣かせてくれるなぁ。」と思いましたね[3]
真水の涙、未送信の恋、She 想
こちらは左から尾崎亜美岡本真夜諫山実生によって作詞・作曲された楽曲となり、この3曲はどれも"切なく、叶うことのない恋の歌"として仕上げられている[3]。平原はこの3曲に関して以下のように語っている。
少なからず誰かを愛する時、女性は傷付いているんだと思います。「She 想」の世界観は、ああ、なるほどな、と思うんですよ。好きは好きでも重さが加わったりすると、物凄く複雑になってしまうんですよね。例えば、女性側が結婚したいと思うほどの男性がいて、付き合っているけど、その男性は結婚の事を一切考えていないってなってしまうと、互いに愛し合っていても、やはりどこか女性の方に重さを感じてしまうと言うか、掛かってしまうと言うか。そうなると、シーソーも常に互いが浮き沈みばかりを繰り返してしまって、平行に行かなくなってしまうし、見つめ合えなくなってしまう。そこからお互いに擦れ違う事が起こってしまいかねない。その辺りはとても苦しくなってしまいますよね[3]
LOVE
本アルバムの表題曲であり、こちらは平原自身が作詞・作曲した楽曲となっている。平原はこの曲に関して以下のように語っている。
この曲は歌詞にもあるんですが、愛に傷付いた時に、幸せな愛の歌を歌わなければならない時があったんです。嫌な事があったとき、傷付いている時に幸せな歌を歌うと切ない感覚になる時があるんです。けど、最終的にその歌に助けられている自分がいる。それに気付いたのが、やはりコンサートをしている時でしたね。それこそ、みゆきさんの「糸」を歌っている時、歌う毎に毎回気持ちが全て異なるんです。涙が止まらなかったり、怒りが込められているような感じだったり。けど歌う度に気持ちが落ち着いてきて穏やかになれていくと言うか。そうやってコンサートで歌うことが私にとっての愛の中にいる時なんだなって思いました。そこからは遠回りしないで愛の中に飛び込んで行こうと思うようになりました。私自身も歌を選んで生きている以上、苦しいことがあっても歌い続けて前に進んで行こうと改めて決意できましたね[3]

収録曲[編集]

  1. マスカット
    作詞・作曲:玉置浩二 / 編曲:新田雄一
  2. アリア-Air-
    作詞・作曲:中島みゆき / 編曲:瀬尾一三
  3. 鼓動
    作詞・作曲:徳永英明 / 編曲:坂本昌之
  4. 真水の涙
    作詞・作曲:尾崎亜美 / 編曲:坂本昌之
  5. STAR
    作詞:平原綾香 / 作曲:矢萩渉 / 編曲:Nicolas Farmakalidis
  6. She 想
    作詞・作曲:諫山実生 / 編曲:Nicolas Farmakalidis
  7. 未送信の恋
    作詞・作曲:岡本真夜 / 編曲:坂本昌之
  8. Song for you
    作詞・作曲・編曲:川江美奈子
  9. LOVE
    作詞・作曲:平原綾香 / 編曲:Nicolas Farmakalidis
  10. 空一面の
    作詞・作曲:財津和夫 / 編曲:坂本昌之

脚注[編集]

外部リンク[編集]


LOVE 2[編集]

『LOVE 2』
平原綾香スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル NAYUTAWAVE RECORDS
チャート最高順位
平原綾香 アルバム 年表
LOVE
2016年
LOVE 2
2017年
Dear Music ~15th Anniversary Album~
2018年
テンプレートを表示

LOVE 2』(ラブ・ツー)は平原綾香のオリジナル・アルバム。

解説[編集]

オリジナル・アルバムとしては2015年発売の『LOVE』より約1年振りとなる。

本作は前作の『LOVE』の第2弾となり、前作に引き続いて「愛」をテーマに著名なアーティスト達による書き下ろしの楽曲で構成されており、アーティスト写真及び、ジャケット写真はフォトグラファーレスリー・キーが担当した[2]。楽曲提供には宇崎竜童阿木耀子原由子織田哲郎宮沢和史藤巻亮太谷村新司が参加しており、諫山実生川江美奈子は前作に引き続いて楽曲提供に参加する形となっている[2]。本作のボーナストラックとして、東日本大震災直後に塩釜市浦戸諸島の避難所にて、一人の女性が島々の景色や島に住む人々に対する想いを綴った詞を元にして作られた曲「わせねでや」が収録されており、本作発表以前に2016年に開催したツアーにて披露されており、今回が初音源化となった[2]


楽曲解説及びコメント[編集]

私 結婚します
本作は諫山実生によって作詞・作曲された楽曲であり、諫山は前作に引き続いて楽曲提供を行った。また、当初のタイトルは「Letters」であったが、現在のタイトルに変更した上で収録された[2]
諫山は本作に関して以下のように語っている。
諫山実生
結婚式。女性にとっては新たな名前と共に愛する人と生きていく決意の日であります。そんな特別な瞬間を切り取って歌として形にしたくて書いたのがこの曲です。愛する人や家族への想いを込めた手紙を認めていくように作り上げていきました。平原綾香さんの歌声にのせてこの真っ直ぐなメッセージが聴いて下さる方に届くよう願っています[2]
約束のこの瞬間(とき)に
この曲は原由子により作詞・作曲された楽曲となる。原はこの曲に関して以下のように語っている。
原由子
今回、「愛」と言うテーマを頂いた時は胸が高鳴る想いでした。丁度最近、私の周りでも結婚するカップルが多かった事もあって、愛し合うこれからの二人の幸せを願い、家族や友達などの大切な方々への感謝の想いを込めて書き下ろさせていただきました。平原綾香さんと巡り会いらこの曲を歌って頂けた幸せを噛み締めております[3]
三日月○○
この曲は藤巻亮太が作詞・作曲をした楽曲であり、子供の歌声が入っているのが、特徴的な楽曲となっている[3]
この曲に関して平原と藤巻がそれぞれ以下のように語っている。
平原綾香
この曲はある時に地方のホテルのお風呂に入りながらこの曲を聴いている時に「これは子供の声が入る事で完成する曲だ」と思って、私の親友で今は音楽教室の先生をやってる人がいるんですが、彼女に協力を依頼して彼女の教え子の5歳から小学6年生位の子供達に参加して歌って貰いました[3]
藤巻亮太
この度、自分としては初めての楽曲提供をする機会を頂きました。この曲は、可愛らしさや、春を彷彿させる瑞々しさをイメージした曲と男性視点からの歌詞が平原さんが歌う事によって中性的な魅力へ変化し、より透明感溢れる楽曲に昇華されていて、平原さんのその表現力の高い歌声にとても圧倒されました。「三日月○○」と変わったタイトルになっていますが、その○○に聴いて下さる方それぞれの感じたイメージを投影して頂けたらなと思います[3]
今宵も月
この曲は宮沢和史による作詞・作曲の曲となる。宮沢はこの曲に関して以下のように語っている。
宮沢和史
ポピュラーミュージックはその時代その時代に生きる人々の心境や生き様を投影し、代弁するのが宿命。しかし、時には時代や地域、老若男女の垣根を越えて、人として生まれてきたが故の性(さが)や業(ごう)を歌い続けていくのもまた、宿命です。2017年の日本の新たなフォークロアを歌って貰いたい、その想いを込めてこの曲を書きました。平原綾香さんは自分の想像を遥かに凌駕する楽曲にいとも簡単に昇華させてくれました。その歌の表現力と技術力に脱帽しました[2]
僕へのPeace Song
本作は平原の姉のaikaとその夫で音楽プロデューサーであるNicolas Farmakalidisが作詞・作曲をした楽曲であり、二人の間に長女が生まれた慶事が反映されているのだと言う。平原とaika、Nicolas Farmakalidisの三人はこの曲に関してそれぞれ以下のように語っている。
平原綾香
私としては初めて叔母の立場になって「この子が笑顔でさえ居てくれればそれだけで満足だし、幸せな事だわ。」と思いましたね。そんな気持ちをこの曲に込めて制作しました[3]
Nicolas Farmakalidis “NICO”
Aーyaと共同で仕事をし始めるようになり、かれこれ10年となります。彼女のための曲を作る時は希望の中に少しの悲しみとか、何かを想う気持ちを込めた曲が多かったですが、今回は特にこのご時世だからこそ、前向きになれるメッセージを発信していきたかったと思い制作したものです。子供は愛し方を知っていていつだって純粋な愛を知ってる、そんな風に思っています[2]
aika
「LOVE」、愛にはそれぞれの形があるけど、子供を授かるまでは私自身がこれまで知り得なかった愛を初めて抱いた時と、Aーyaにこの曲を作る時が偶然にも重なった運命的な瞬間でした。Aーyaの歌を通して愛、優しさ、思いやり、恋、愛を込めてすべてにおいての愛がたくさんの人々に届くことを願って[2]
YOU ARE MY LOVE SONG
本作は平原が作詞、織田哲郎が作曲した楽曲となり、男子の純粋な気持ちを綴った曲となる。平原と織田はこの曲に関して以下のようにそれぞれ語っている。
平原綾香
この曲は男の子のピュアな気持ちを描いた曲になりますが、綿自身、自分の幸せを歌にすることはなかなかない事になりますね。苦しかったり、辛い思いは吐き出して歌詞に昇華して共感して貰いたいと思うんですが、逆に幸せな気持ちや思いは自分の中に取っておきたいと思ってなかなかそれを言葉にはし難いんですよね[3]
織田哲郎
彼女は最初から"平原綾香"と言う唯一無二の確立されたジャンルとなるシンガーだ。このような人の事を天才、と言うのだと思った。彼女が歌えば確固たる彼女の世界観が成立する。そこを確かに信じられる上で曲を作る作業は有意義でありとても楽しい時間を味わえたと思う[2]
ジャスミン
この曲は谷村新司による作詞・作曲の楽曲となる。
本作の提供を通して平原と谷村はそれぞれ以下のように語っている。
平原綾香
谷村さんとはデビューした19歳の頃から交流があり、お世話になっていた方です。プライベートでもとても可愛がって下さり、敬愛の意味も込めて「谷村パパ」と呼ばせて頂いている程ですね。今回の楽曲は大人の愛の歌を書いて頂けました[2]
谷村新司
私自身、平原綾香と言う存在は「天然の贈り物」だと思っております。彼女がまだ学生だった頃からのお付き合いで、現在に至るまでその思いは変わらなかったですね。その何物にも変えがたい歌声と表現力を持つ「唯一無二」の存在感を持つ彼女とこうして縁を持てたことにとても歓びを感じております。平原綾香の今に至るまでの彼女に心からの『拍手』を送りたいのと同時に、これからの未来の彼女に心からの『乾杯』を送りたいと思います[2]
La La LOVE
この曲は平原自身による作詞・作曲の楽曲となる。この曲に関して平原は以下のように語っている。
平原綾香
歌詞の中に『愛とは闇のなかで微笑む勇気』とあるんですが、辛い時や苦しい時って大体の人は笑うに笑えないじゃないですか。ですんで、辛い時にこそ微笑むことができた時、それこそが愛なんじゃないだろうかと思えたんですよね。後、この曲は以前に占いで前世が宇宙人だったんだと言われたことがあって、それでこの曲は"宇宙人から見た愛について描いた"曲になるんですよ[3]
音樂
この曲は川江美奈子が作詞・作曲した曲であり、川江は諫山同様、前作に引き続いて楽曲提供をする形となった。川江はこの曲に関して以下のように語っている。
川江美奈子
平原綾香さんの歌を聴く度に、音楽を愛し、音楽に愛された人なんだなと思う。何も考え付かないほどの辛さや悲しみに打ちひしがれた時に星のように降り注いでくれる音楽を浴びることで生きることの素晴らしさ、尊さを改めて教えてくれるんだと、きっとそんなことが彼女自身にも間違いなくあったのだろうと根拠はないけど、強くそう確信した上でこの曲を書きました。「樂」と言う文字は美しく、幸せと悲しみの相反するものの、どちらとも持ち合わせているような気がしたので、このタイトルに決めました。さらに彼女が歌うことで私にとっても愛すべき曲へと変わっていきました。平原さん、本当にありがとう[2]
世界で一番幸せな娘
本作は阿木耀子によって作詞、宇崎竜童によって作曲された楽曲となる。平原はこの曲に関して以下のように語っている。
平原綾香
前作はどちらかと言えば、悲しい愛の歌や大人の愛の歌が中心だったので、今回は『HAPPYな愛の歌』を中心に制作したいと構想を持ち上げていきました。その旨をお伝えした所、阿木耀子さんと宇崎竜童さんがこの曲を書いてきて下さったんです。聴いてくれた父も母も涙してましたね。ただ、私自身はまだ、結婚の予定はありませんが(笑)[3]
わせねでや
本作のボーナストラックとしての位置付けとなる楽曲。前述にもあるように、東日本大震災直後に塩釜市浦戸諸島の避難所にて、一人の女性が島々の景色や島に住む人々に対する想いを綴った詞を元にして作られた曲「わせねでや」が収録されており、本作発表以前に2016年に開催したツアーにて披露されていた楽曲でもあり、今回が初音源化となった[2]

収録曲[編集]

  1. 私 結婚します
    作詞・作曲:諫山実生 / 編曲: Nicolas Farmakalidis
  2. 約束のこの瞬間(とき)に
    作詞・作曲:原由子 / 編曲:曽我淳一
    BSジャパン 火曜ドラマ 『山本周五郎時代劇 武士の魂』主題歌
    フジテレビ系『ウチくる!?』4月度 - 5月度エンディングテーマ
  3. 三日月○○
    作詞・作曲:藤巻亮太 / 編曲:曽我淳一
  4. 今宵も月
    作詞・作曲:宮沢和史 / 編曲:坂本昌之
  5. 僕へのPeace Song
    作詞・作曲:Aika & Nicolas Farmakalidis / 編曲:Nicolas Farmakalidis
  6. La La LOVE
    作詞・作曲:平原綾香 / 編曲:Nicolas Farmakalidis
    ホシザキグループCMソング
  7. ジャスミン
    作詞・作曲:谷村新司 / 編曲:坂本昌之
  8. YOU ARE MY LOVE SONG
    作詞:平原綾香 / 作曲:織田哲郎 / 編曲:武部聡志
  9. 音樂
    作詞・作曲:川江美奈子 / 編曲:Nicolas Farmakalidis
    ハウステンボス バラ祭CMソング
  10. 世界で一番幸せな娘
    作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:曽我淳一
  11. わせねでや <Bonus Track>
    作詞:桂島“うた”プロジェクト (原詩:内藤和江) / 作曲:ヒザシ / 編曲:瀬田創太
    TBCテレビウォッチン!みやぎ』エンディングテーマ

脚注[編集]

外部リンク[編集]