「タイショウオオキノコムシ」の版間の差分
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[[体長]]11mm~14mm程度。[[黒色]]で上翅帯紋は深紅色で完全に無毛であり点刻は他の種類よりも密である。複眼は小さく突出度は弱いが前側の眼縁は強く角ばって突起し両眼間の距離は広い。[[触角]]第3節は前後の節よりわずかに長い。[[幼虫]]は、[[頭部]]中央に黒い紋が1つあることと体の左右にある突起が長いことで他の種類と見分けることができる。 |
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成虫は6月から9月に活動し[[サルノコシカケ科]]のキノコの傘を食する。また樹皮の下に隠れている事が多い。[[樹液]]にこないとされているが灯火には集まる。成虫は、キノコの上で交尾産卵する。卵は約10日間で孵化する。幼虫はキノコを食べ成熟すると樹皮の下や土中に潜り蛹化する。この間の期間は短い。 |
[[成虫]]は6月から9月に[[活動]]し[[サルノコシカケ科]]の[[キノコ]]の傘を食する。また[[樹皮]]の下に隠れている事が多い。[[樹液]]にこないとされているが[[灯火]]には集まる。成虫は、キノコの上で交尾産卵する。卵は約10日間で孵化する。[[幼虫]]はキノコを食べ成熟すると樹皮の下や土中に潜り蛹化する。この間の期間は短い。 |
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==参考文献== |
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2012年4月25日 (水) 07:00時点における版
タイショウオオキノコムシ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Episcapha morawitzi |
タイショウオオキノコムシ(学名Episcapha morawitzi)は甲虫目(鞘翅目)オオキノコムシ科に分類される甲虫。
形態
体長11mm~14mm程度。黒色で上翅帯紋は深紅色で完全に無毛であり点刻は他の種類よりも密である。複眼は小さく突出度は弱いが前側の眼縁は強く角ばって突起し両眼間の距離は広い。触角第3節は前後の節よりわずかに長い。幼虫は、頭部中央に黒い紋が1つあることと体の左右にある突起が長いことで他の種類と見分けることができる。
分布
本州・四国・九州・北海道・屋久島・対馬・朝鮮半島・済州島・中国・シベリアに分布し主に丘陵地に生息する。近縁のヒメオビオオキノコムシやミヤマオビオオキノコムシに比べて稀で局所的なため、以前は対馬や奈良県春日山以外ではあまり報告がなかった。しかし近年他県でも記録が相次いだ。
生態
成虫は6月から9月に活動しサルノコシカケ科のキノコの傘を食する。また樹皮の下に隠れている事が多い。樹液にこないとされているが灯火には集まる。成虫は、キノコの上で交尾産卵する。卵は約10日間で孵化する。幼虫はキノコを食べ成熟すると樹皮の下や土中に潜り蛹化する。この間の期間は短い。
参考文献
- 『新訂原色昆虫大図鑑Ⅱ』北隆館、2007年
- 鈴木知之『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』文一総合出版、2009年