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コンソール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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コンソール(Console)

  1. 自動車の内装の部位の呼称の一つで、運転席と助手席の間の部位を指す用語のこと。センターコンソールともいう。
    運転席と助手席の間を仕切っており、インストルメントパネル中央部とも接続されている場合が多く、そのインストルメントパネル中央部もコンソールの一部とされている。エアコンオーディオの操作パネルが設置され、シフトレバートランスミッション系のスイッチも据え付けられる場合が多い。ドリンクホルダーや灰皿、小物入れ等の収納スペースも設置されている。特に運転席と助手席の間に設置された収納ボックスは、コンソールボックスと呼ばれる。
  2. コンピュータ制御用の端末または画面を含む全体のこと。以下詳述。


コンピュータにおけるコンソール

パーソナルコンピュータが登場するまで、コンピュータはコンソールを通して操作するのが普通だった。 オペレータCUIを利用してコマンドを入力するのが一般的な形式。

古典的なコンソールは、文字を表示できる画面と、キーボードと、コンピュータ本体と通信する機能からなる一揃いのハードウェアである。 現在は純粋なハードウェアとしてのコンソールはほぼ存在せず、仮想的なコンソールをコンピュータ内に作る。

狭義の仮想コンソールはそれ自体で何かをするアプリケーションではなく、ハードウェアのエミュレータで在ることは注意を要する。 ほとんどの仮想コンソールは起動時に自動的にシェルを起動しCUIとして振る舞うが、狭義のコンソールとはシェルがユーザーからの操作を受け付ける為の環境そのものである。

コンソールの必要性

現在GUI環境は既に十分普及しているが、そのような環境においてさえもコンソールが備わっている場合がほとんどである。 CUIはコンソールの存在を前提としたユーザーインターフェイスであるため、コンソールはCUIによるコンピュータの操作に欠かすことが出来ない。

もちろん実装の方法は各OSなどによって異なる。代表的なものはGUIのソフトウェアの一つとしてや、OSの基本的な機能として実装されている。

GUI環境でも使用される理由としては

  • アプリケーションがGUIに比べて作成しやすい
  • GUIアプリケーションに比べて、比較的処理が高速
  • プログラムの実行結果を組み合わせた複雑な処理が容易(どちらかと言うとCUIの特徴である)
  • 過去の資産を活用できる

などが挙げられる。(上記はもちろん通常のCUI環境でもあてはまる。)

コンソールの利用

パーソナルコンピュータのほとんどは仮想的なコンソールを備えているので、利用は簡単である。例えばWindowsなら"ファイル名の実行"から、もしくは"プログラム"からである。Mac OS X以前のMac OSは初心者がとっつきにくいことから、コンソールを持たなかったが、UnixベースであるMac OS Xでは利用することができる。

CUIのコンソールとして用いられる代表的なOS