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エレニ・ダニリドゥ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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エレニ・ダニリドゥ
Eleni Daniilidou
エレニ・ダニリドゥ
基本情報
国籍 ギリシャの旗 ギリシャ
出身地 同・クレタ島
生年月日 (1982-09-19) 1982年9月19日(41歳)
身長 182cm
体重 72kg
利き手
バックハンド 片手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1996年
ツアー通算 6勝
シングルス 5勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 2,929,165 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2003)
全仏 3回戦(2003)
全英 4回戦(2002)
全米 4回戦(2004)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2005)
全仏 ベスト4(2006)
全英 ベスト8(2006)
全米 2回戦(2004・07)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 14位
ダブルス 21位

エレニ・ダニリドゥEleni Daniilidou, ギリシア語: Λένα Δανιηλίδου, 1982年9月19日 - )は、ギリシャクレタ島生まれの女子プロテニス選手。2003年全豪オープン混合ダブルスで、トッド・ウッドブリッジオーストラリア)とペアを組んで準優勝した。当地から登場した最初の本格的な女子テニス選手として、これまでにWTAツアーでシングルス5勝、ダブルス1勝を挙げる。シングルス自己最高ランキングは14位で(2003年5月12日付)、当地の女子テニス選手としては最高位を記録している。身長182cmの長身を生かしたサービス・アンド・ボレーを武器にする選手。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。

女子テニスツアー下部組織の大会での下積み生活を経て、2001年から女子テニスツアーに本格参戦を開始する。同年の全仏オープン4大大会にデビューし、全仏オープンでは予選の3回戦で止まったが、ウィンブルドンで予選3試合を勝ち上がって初の本戦出場を果たし、本戦2回戦で第6シードのアメリ・モレスモに挑戦した。続く全米オープンも予選を勝ち抜き、モニカ・セレシュとの3回戦まで勝ち進んだ。全米オープンの後、ダニリドゥは初めて世界ランキング100位以内に入る。

2002年にダニリドゥは急成長を遂げ、全豪オープンでは(4大大会で)2大会連続の3回戦に進出した。同年6月22日、ウィンブルドンの前哨戦であるオランダスヘルトーヘンボス大会でツアー初優勝を果たす。続くウィンブルドンで、エレニ・ダニリドゥはギリシャ人女子選手として初の4回戦進出を決めたが、第3シードのジェニファー・カプリアティに 1-6, 6-3, 1-6 で惜敗している。

2003年全豪オープンで、ダニリドゥは自身2度目の4回戦でセリーナ・ウィリアムズに 4-6, 1-6 で敗れた。この大会の混合ダブルスで、彼女はオーストラリアトッド・ウッドブリッジとペアを組み、ギリシャの女子選手として最初の4大大会決勝進出者になった。2人は決勝でリアンダー・パエスインド)とマルチナ・ナブラチロワのペアに 4-6, 5-7 で敗れ、ダニリドゥはテニス経歴で最大のチャンスを逃した。

ダニリドゥは2003年2004年の年頭に、ニュージーランドオークランドの大会で2連覇を果たし、これで彼女のツアー優勝は3勝となった。2004年に故国ギリシャで行われたアテネ五輪では、女子シングルス3回戦でアナスタシア・ミスキナ(当年度の全仏オープン優勝者)に敗れた。五輪に続く全米オープンで、ダニリドゥは自身3度目の4大大会4回戦進出を果たすが、日本浅越しのぶに 6-7, 6-4, 3-6 で敗れている。勝者となった浅越は、28歳にして初の4大大会ベスト8入りを決めた。

2005年ウィンブルドン1回戦で、先の全仏オープンに2勝目を挙げたばかりのジュスティーヌ・エナン・アーデンを 7-6, 2-6, 7-5 で破る活躍があり、自身2度目のウィンブルドン3回戦に勝ち進んだ。しかしシーズン後半に入ってから、右手首の故障に悩むようになり、全米オープンでは1回戦でマリア・シャラポワに完敗してしまった。

その後しばらく体調不良の時期が続いたが、2006年夏に4大大会女子ダブルスで好成績を出した。全仏オープンウィンブルドン女子ダブルスで、ダニリドゥはアナベル・メディナ・ガリゲススペイン)とペアを組み、全仏ベスト4・ウィンブルドンベスト8を記録した。それから、10月に韓国ソウル大会の決勝で日本杉山愛を 6-3, 2-6, 7-6 で破り、2年9ヶ月ぶりの女子ツアー4勝目を挙げる。2008年1月にオーストラリア・ホバート大会で優勝し、ダニリドゥの女子ツアーシングルス優勝は5つになった。

外部リンク