世界のワイン消費量縮む 若者酒離れ、愛飲家は質重視
世界のワイン消費量縮む 若者酒離れ、愛飲家は質重視
世界のワイン需要が減っている。2023年の消費量はピークだった17年から7%減った。オーストラリアではワイン在庫が過去最高水準に膨れ、フランスでは国が補助金を出して余剰ワインの処理を支援する。若者の酒離れや、質を重視する傾向が強まったためで、生産者らも新しいトレンドへ適応を急ぐ。
「ここ数年、ワイン業界をとりまく環境は厳しくなった」。ワインの名産地、南豪州のバロッサ・バレーでブドウ園を営むアンド…