草場良八氏が死去 元最高裁長官
ロッキード事件丸紅ルートの上告審で最高裁大法廷の裁判長を務めた元最高裁長官の草場良八(くさば・りょうはち)氏が3月13日午後5時8分、老衰のため死去した。94歳だった。告別式は近親者で行った。
1949年、東大法学部卒。最高裁事務総長、東京高裁長官などを経て89年に最高裁判事。90年に第12代最高裁長官に就任し、95年に退官した。
長官在任中、嘱託尋問調書の証拠能力を否定したロッキード事件丸紅ルートの大法廷判決や、非嫡出子の相続格差を合憲とした決定などに関わった。
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