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洋楽
Rockferry
ダフィー
- 2008.05.27
- 16:18
アデルに次ぐイギリス期待の新人としてUKチャートでも強さを見せていたダフィーのデビューアルバムがアメリカでも上々な滑り出しで好セールスを記録している。
特に昨年末から顕著となったエイミー・ワインハウスを中心としたクラシック・ソウル回顧の動きに少なからず連動しているであろう、こういった動きの中でもモータウンをベースにした露骨なノーザン・ソウルをやってのけたダフィー、なにか「やったもん勝ち」な感じも否めないが、とにかく多くの人の"痒いところに手が届いた"作品なのだろう。
"ダスティ・スプリングフィールドの再来"というのはさすがに言い過ぎかと思うが、サンプリング感覚で「悲しいうわさ」をストリングにのせる「HANGING ON TOO LONG」の感覚や23歳の娘が歌うなんとも気だるい「SYRUP & HONEY」も最初聴いたときは「いかがなものか」と思ったものの、イギリス人特有のこのニセモノっぽさが段々病みつきになる。ストーンズの奏でるブルースと一緒にしたら怒る人が続出しそうだが、似た類のばったもの故の魅力とでもいおうか…
プロデューサーが元スウェードのバーナード・バトラーというのも、どソウルな作品から外れている要因だろう。
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