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SHM-CD、HQCDに対抗 SMEがブルーレイ技術を駆使した高音質CDを発売

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  • 2008.11.06
  • 12:16
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新素材による高音質CD<SHM-CD>の売り上げがレコード店では好調で過去の名盤や話題の新作のSHM−CD化が進んでいるが、ソニー・ミュージックエンタテインメントが11月5日、Blu-ray Discの素材と製造技術を応用した新たな音楽CD<Blu-spec CD(ブルースペックCD)>を開発し12月24日に名盤を中心に第1弾として約60タイトルを発売することを発表した。

このCDは、Blu-ray Discの製造技術、ブルーレーザーダイオード・カッティングを採用し、従来の音楽CDに比べ音質をマスターテープに近づけたという基本的には<SHM-CD>やEMIミュージックなどが採用している<HQCD(Hi Quality CD)>に追随した新素材CD。 Blu-ray Discに使用している高分子ポリカーボネートを使用しこれまでのCDよりノイズを低減している。またあくまでBlu-rayに使用している技術を採用しているだけであり、現行のCDプレイヤーで再生できる。

12月24日発売されるカタログだがグレン・グールドの『ゴールドベルク変奏曲 メモリアル・エディション』などクラシック作品20作品や、ジャズはマイルス・デイビス、ウェザー・リポート、ジャコ・パストリアス、ハービー・ハンコックなどのSME音源の定番作品20作品、ロックはスライ&ファミリー・ストーンの『暴動』やキャロル・キングの『つづれおり』、ボブ・ディラン『追憶のハイウェイ61』、エアロスミス『ロックス』、ビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』と20作品の計60作品。いずれも不朽の名盤といわれる作品ばかりだ。

着うたなどのデジタル配信に押され「CDが売れない」と言われる昨今だが、既存のCDプレイヤーでも高音質を再現できること売り文句に登場した<SHM-CD>や<HQCD(Hi Quality CD)>など新素材によるCD。
実際はSACDやDVDオーディオなど次世代オーディオがデジタルオーディオ・プレイヤーのブームで余り盛り上がらなかった後に苦肉の策として登場した新技術だが、CDより音質が劣る圧縮されたダウンロード音源に対して抵抗があるという“音にこだわる層”には今回登場した<Blu-spec CD(ブルースペックCD)>も注目の技術といえるだろう。

関連リンク:ソニー・ミュージックエンタテインメント




この記事へ投稿されたコメント

  • 1.投稿者: Holy Diver

    • 2008.11.12
    • 20:04
    はじめまして。この記事を読んで一番に思ったことは…「データの正確さを求めるなら、CD-ROMでいいじゃん」ということ。 巷ではメモリプレーヤー、パソコンといったハードでの音楽鑑賞が、今更言うのもはばかられるぐらいに一般に浸透。 HDDコンポも市場に投入されています。 ならば今、配信を除いて音楽データ媒体として一番適しているのは、CD-ROMやDVD-ROMではないでしょうか? 個人的には、CD−DA規格など、アナログ放送と同様、とっくの昔に廃止が予告されていてもおかしくない、前時代的な規格だと思います。 そして今、一番問題なのは、SHM-CDを皮切りとして、CD-DA規格の弱点を是正するどころか、デジタル再生の仕組みについて理解の浅いリスナーにつけ込むような形で、やたらと「原音に忠実」とか「高音質」を謳った新製品の投入と値上げが続いていること。 深い憤りを覚えますし、このような製品と宣伝は近いうちに排除勧告が出てもおかしくないと考えています。
  • 2.投稿者: ベイエモン

    • 2008.11.13
    • 11:30
    こういう中途半端な商品が出ている背景として思うのは、ハードを刷新して次世代オーディオ(SACDやDVDオーディオ)という目論見が見事に失敗して利益の出にくいデジタルに移行してしまったのがそもそもの発端でしょうね。

    多くのユーザーがそれほど高音質を望んでなくて携帯の着うたレベルの低音質でOKな中、現行のCDは一通り売り切ってしまったので、SHMやHQCDなどと適当なことを言って売るのは明らかに、「低音質は耐えられないけどハイスペックな次世代オーディオに投資するほどではない」一部の層を狙い撃ちした“買い直し”が狙いですよね。

    ただユーザーも馬鹿ではないので「原音に忠実」だとは思ってないのではないのでしょうか?幾つか騙されて購入したのですが、当然違う素材を使っているので若干違って聴こえる。ほんの気持ちの問題ですよこんなのは・・・音質向上とまで言い切れるものではありませんでした。

    そもそも元々のCDに使っていた音源で素材だけ替えてるだけで音が良くなるなら最初からやれよって話です・・・値上がりに関しては私も憤りを感じます。某雑誌でライターの方が書いてましたが、過去に同作品を買った人へディスカウントするとかそういう配慮があってもいいかと思いますね。

  • 3.投稿者: 何とかして

    • 2009.01.03
    • 15:18
    いくら高音質になったとは言え,通常の素材との違いを数値で示すことができなければただのカルトだと思います。例えば,SACDやDVD-Audioは96khz,24bitといった明確な特徴がありますが,これら新素材ディスクの違いは見ただけではわからない。どのメーカーのものも名前が違うだけでしょう。そもそも,デジタル化したら全部同じモノになってしまうなのは致命的。今のデジタルオーディオの時代にはそぐわない商品です。それでなくても,せめて規格の統一をしてほしいものです。そのうち生産ラインの効率化を図ってそうなるのかもしれませんが…。新素材CDは値段が高いので買わないようにしていますが,旧素材CDが店頭になかったり,マスター自体が違っていることすらあるので困っています。
  • 4.投稿者: はたして

    • 2009.01.18
    • 01:57
    原音に忠実で有名なtimedomainのyoshii9でSHM-CDと普通のCDで聞き比べたら、誰が聞いても分かるほど音が違いました。昔のジャズのCDも、SHMだと音圧ががらりと変わり、最近の録音かと思う様なリアルな音にかなり近づきました。
    普通のCDが素材のせいで音痩せしてるのは間違いなくありそうです。
    ただ、マスタリング自体が違っている場合は正確な比較は出来ないので注意が必要だと思います。

    どのような特徴を持っている音響機器でCDを聞くかにもよりますが、音に対し余計な着色をしてないtimedomain製品で聞く方にはお勧めしたいです。

    あと知らない方も多いですが、電源環境が悪いとそれだけで音が悪いので注意が必要です。
    いい音で聞くにはクリーンな電源環境を整える事は大事です。
  • 5.投稿者: とっつぁん

    • 2009.01.28
    • 17:30
    私もひとこと。 レコード会社は、現在のアナログ的なCD(=CD-DA)が認可されている限り、音源が同じでも「より原画に近い」と称して、何度でも複製画を買わせるような商売がなりたちます。これにつきあい、支えてきた少なからぬユーザーのタニマチ的行為を一概に否定はしませんが、音楽が徐々に購買対象としての魅力を失い、市場全体が衰退してきた要因の一つではあると考えます。 このような流れの中で登場したSHM-CD等の「高品質CD」は、相変わらずの「不完全な複製画」商法の延長であり、国内音楽市場衰退の象徴のような末期的商品で、かつユーザー蔑視の極みであると言えないでしょうか。 もしも、こうした商品がタニマチ・ユーザーからも拒絶されて市場から消え去り、その後、法整備も絡めた(=具体的には、再販制度の撤廃など)音楽供給の新形態が興されれば、音楽市場全体が再生する可能性はあると思いますが、もしも何も無ければ、これで(少なくとも国内の)音楽市場はオシマイ(=大幅に市場が縮小する)でしょう。

    で、話の順番が逆になりましたが、いわゆる「高品質CD」の音は、単に再生不良の音だと考えます。なぜなら、盤質を検出してレーザー照度等を調整するプレーヤー(一部のマルチプレーヤーなど)では全く音の違いが出ないからです。 又、一部で「立ち上がりが良くクリアな音になった」という評が出るのは、前述のようなプレーヤー以外では読み取りエラーが頻発し、微細な音や倍音成分が再生漏れになっている結果だと推察します。 考えてみると、従来のCD用に厳密に調整・調光されているプレーヤーに、組成や特性の異なる盤を再生させても、最高の読み取り性能が発揮されるわけがありません。むしろその逆であると考える方がはるかに理にかなっています。 又、最適な読み取りがなされた場合、それは単に従来のCDと変わらぬ音になるだけのこと。何せ、バイナリデータは変わらないわけですから当然です。 尚、プレスの精度だとか、読み取り時のジッターや静電気、磁界がどうのといった問題は、一般的なCD鑑賞時にこれらが音に影響することなどまず皆無でしょうし、また、このような問題など、今の音楽媒体がCD-DAからCD-ROMや配信になるだけで完全に解消するのですから、「高品質CD」の利点でも何でもありません。 更に、「高品質CD」の効果についての疑いを決定づける事実として、なぜ、ハードメーカー側から、自社製品でのSHM-CD等の使用を推奨する動きが無いのでしょうか? このことは、以上のような考察を裏付けると言えませんか?もしも違うのであれば、一体、どういう理由があるというのでしょうか。
    このようなことで、SHM-CD等の「高品質CD」は、一切、音質について信用に値しない商品であると考えます。又、少なくとも、脱CD-DA化に背を向けた上での、開発コスト増を理由とした値上げは、ユーザーとして絶対に受け入れがたいものです。 以上、長くなって失礼しました。

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