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賛成(読み)サンセイ

デジタル大辞泉 「賛成」の意味・読み・例文・類語

さん‐せい【賛成】

[名](スル)
人の意見行動をよいと認めて、それに同意すること。「原案賛成する」⇔反対
助力すること。賛助
「造化の功用を補弼し、万物の化育を―する」〈福地桜痴・会社弁〉
[類語]同意賛同支持付和雷同矮人わいじん観場かんじょう雷同便乗聴従適従追随追従驥尾きびに付す下手に出る後塵を拝する人のふんどしで相撲を取る尻馬に乗る勿論元より当然もっとも無論まさに当たり前ご無理ごもっと言うまでもない言わずもがな言をたない論をたないもありなん無理もない無理からぬ自然至当自明歴然歴歴一目瞭然瞭然灼然しゃくぜん明らか明白明明白白定か明快はっきり明瞭画然顕然まさしく必至疑いなく然るべきすべからく言うに及ばず言えば更なり言うもおろか論無し推して知るべし隠れもない紛れもない理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れた違いないくっきり諸手もろてを挙げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賛成」の意味・読み・例文・類語

さん‐せい【賛成】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事がうまくいくように助力をすること。助成。賛助。
    1. [初出の実例]「承順其美、賛成其業」(出典:日本詩史(1771)凡例)
    2. 「造化の功用を補弼し、万物の化育を賛成する之を人の任と云ふ」(出典:会社弁(1871)〈福地桜痴〉叙)
    3. [その他の文献]〔魏志‐劉放伝〕
  3. 他人の説・意見などに同意すること。
    1. [初出の実例]「我欲今日官軍以興我家、如何、上杉憲房細川和氏等皆賛成之」(出典:日本外史(1827)七)
    2. 「赤シャツはそいつは面白い、吾々は是からさう云はうと賛成した」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賛成」の読み・字形・画数・意味

【賛成】さんせい

たすけて成就させる。また、同意する。〔晋書、刑法志〕魏の武、令を下して之れ(肉刑)を復せんと欲す。~(陳)群、深く其のを陳(の)ぶ。時に鍾(しようえう)相國爲(た)り。亦た之れに贊す。

字通「賛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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