…血液は,血管内を循環している間は,通常,凝固しないものであるが,血管壁の変化,凝固促進物質の血管内への出現などで,血管内でも血液凝固が起こることがある。凝固によって生じた塊が血栓であり,それが局所にとどまる場合は血栓症であるが,全身に広範に血管内凝固が起こり,微小血栓が散布されたような状態が起こると,血管内凝固症候群と称する。すでに存在している各種の疾患が原因となって起こり,原因疾患としては,癌,白血病,重症感染,産科的疾患など多種にわたる。…
…正常な状態では心臓や血管内で血液が凝固することはないが,病的な要因から凝固をおこすことがある。このように血液が凝固してできた塊を血栓といい,血栓のある状態を血栓症thrombosisという。これに対し,死後に血液が凝固してできた塊は凝血塊coagulumとよばれ,血栓と区別される。…
※「血栓症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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