翻訳|convention
停滞的な社会に伝承された社会規範、とくに慣習で、合理的、進歩的観点から価値が疑われ、あるいは否定されているもの。しきたり、伝統、迷信などともいわれ、村落や職能団体あるいは一定の地域や階層など限られた範囲に行われる。社会の拡大、人間精神の合理化、進歩発展の要請という人間世界の大勢からすれば、小社会の昔ながらの古い慣習は、それを妨害するものであるから、新しい社会規範、あるべき規範からみて因襲と評価されるのも当然で、その超克が必要となる。しかし因襲といわれるものも、それなりの合理性が実体的にあったからこそ成立したのであり、この点を無視するのは正確な見方ではない。また因襲の評価が当該社会のなかからでなく、外からなされる場合には、むしろ文化の衝突であり、社会的、政治的対立を反映することもあるから、結論には注意が必要である。
[千葉正士]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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