(Go: >> BACK << -|- >> HOME <<)

ともない（読み）トモナイ

デジタル大辞泉 「ともない」の意味・読み・例文・類語

とも‐な・い

［連語］《「たくもない」の転じた「たうもない」の音変化》動詞の連用形に付いて、…することを望まない、の意を表す。→とむない
「女ながらも離れ―・い心持がする」〈一葉・にごりえ〉

出典　小学館デジタル大辞泉について　情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ともない」の意味・読み・例文・類語

とも‐な・い

  1. 〘 連語 〙 ( 「たくもない」の変化した「たうもない」がさらに変化したもの ) 動詞の連用形に付いて、「そうすることを望まない」「そうなることを欲しない」などの意を添える。
    1. [初出の実例]「是はいかな事。参りとも無(ない)事を被仰付たが、何と致う」(出典：虎寛本狂言・痺（室町末‐近世初）)
    2. 「離れられないからでも別れともないからでもないが」(出典：雪国（1935‐47）〈川端康成〉)

出典　精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について　情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ，政治腐敗の原因になっていることや，候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay