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==== 1990年代以降 : パラパラブームと独自の進化 ====
その後、ヨーロッパでの人気に翳りが見えた1990年ごろでも日本では未だに人気があったため、イタリアのM. FarinaとG. Crivellenteは、Max-HimのF. Fadingerとともにユニット[[F.C.F.]]を結成し、日本市場に特化した楽曲を制作するようになった。1990年代以降もユーロビートが日本でガラパゴス的に人気を保ち続けた理由としては、ユーロビートに合わせて踊る日本特有のダンス文化「[[パラパラ]]」が生まれたことが大きい。[[エイベックス・グループ|エイベックス]]から『'''[[SUPER EUROBEAT|スーパーユーロビート]]'''』([[1990年]]〜)、『ユーロビートフラッシュ』([[1995年]]〜[[1999年]])、『ユーロマッハ!』([[1999年]]〜[[2002年]])というコンピレーションCDシリーズが発売され始め、特に「スーパーユーロビート」は後年まで続く長寿シリーズとなった。スーパーユーロビート以降は、1980年代の楽曲と比べてBPMが大幅に早くなっており、別物と言える程に進化を遂げた。『SUPER EUROBEAT』シリーズの長期的な商業的成功については、エイベックスの経営者が直接[[イタリア]]のユーロビート・レーベルと契約し、日本市場向けの嗜好に特化して制作してもらったことが大きな理由で、これらのレーベルの作品は、現在ほとんど日本国内で消費されているのみである。日本国内でのみ人気のあるジャンルをイタリアのレーベルが長年に亘って制作しつづけるという珍しい現象が起きている。
そのため現在では、いわゆる[[洋楽]]であるにもかかわらず、日本国内のみで発売されている[[コンピレーション]]盤がほとんどである。1990年代中盤より、ユーロビートのアーティストである[[デイブ・ロジャース]]が[[安室奈美恵]]や[[MAX (音楽グループ)|MAX]]、[[V6 (グループ)|V6]]と言ったエイベックス所属のアーティストのプロデュースを行い、非常に大きな商業的成功を成し遂げた。この時期以降のユーロビートは、日本でしか発売されていない楽曲がほとんどである。またデイブ・ロジャースが楽曲提供を行ったアニメの『[[頭文字D]]』(1998年-)が人気を博したことも大きい。 それから2020年代頃になるとその影響を受ける形でインターネットミームの音源として多用されたり、更には自動車メーカー、とりわけスポーツカーやモータースポーツのプロモーションに使われたりする<ref>2020年前後だと以下のような例がある。(ともに2022.09.21閲覧)
*Hyundai N | N Playlist — Nürburgring Eurobeat Dash[https://www.youtube.com/watch?v=p2rmoi1caNY (その1)][https://www.youtube.com/watch?v=6hCxxdUrNFA (その2)] - Hyundai N Worldwide(現代自動車公式YouTubeチャンネル)
*[http://www.toyotagazooracing.com.cn/carlineup/gr_86.php 中国向けToyota GazooRacing公式 GR86車種紹介ページ]