「吉林市」の版間の差分

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'''吉林市'''（きつりん-し）、{{lang-mnc|ᡤᡳᡵᡳᠨ<br>ᡥᠣᡨᠣᠨ}}<ref>[https://www.autoimg.cn/album/userphotos/2011/8/28/500_49be_56d8b576_56d8b576.jpg]</ref>　転写：girin hoton）は、[[中華人民共和国]][[吉林省]]に位置する[[地級市]]。市内の総人口は約452万人で、省内では[[省都]]の[[長春市]]に次ぐ第二の[[都市]]である。[[国家歴史文化名城]]に指定されている。

吉林市は吉林省中央部に位置し、[[松花江]]（スンガリ川）の岸辺にある。松花江は北流して[[アムール川]]と合流し、[[日本海]]に繋がる水路であるため、古くから[[造船業]]も盛んである。東で[[延辺朝鮮族自治州]]、西で[[長春市]]、[[四平市]]、北で[[黒竜江省]]、南で[[白山市 (中国)|白山市]]（旧渾江市）、[[通化市]]と接する。

市名は[[満州洲語]]で[[川]]沿いの[[村]]を意味する「吉林烏拉（girin ula）」に由来する。省名の由来にもなった[[都市]]である。

[[明|明代]]には[[女真]]ウラ部がこの地を支配し、ウラ国と称されていた。[[1613年]]（[[万暦]]41年）以降は[[ヌルハチ]]の支配が及び[[後金]]の領地となった。[[1671年]]（[[康熙]]10年）、[[ニングタ]]（寧古塔]]）副都統アンジュフが吉林城を建設、[[1727年]]（[[雍正]]5年）には'''永吉州'''が設置され[[1747年]]（[[乾隆]]12年）に'''吉林庁'''と改称、[[1882年]]（[[光緒]]8年）に'''吉林府'''に昇格した。

[[中華民国]]が成立すると[[1913年]]（[[中華民国暦|民国]]2年）に吉林府は'''吉林県'''に降格、更に[[1929年]]（民国18年）には'''永吉県'''と改称された。[[1931年]]の[[満州洲事変]]により[[関東軍]]が占領し、[[満洲国]]が建国されると吉林省公署が設置された。満州洲国崩壊後は[[国共内戦]]による戦場となり、[[1948年]]3月9日に[[中国共産党]]の支配下に置かれ、翌日には吉林省政府が[[延吉市]]から吉林に移転、[[3月23日]]に吉林市人民政府が成立した。

* 1949年10月1日 - [[中華人民共和国]][[吉林省]]'''吉林市'''が発足。'''[[昌邑区]]'''・'''[[朝陽区 (長春市)|朝陽区]]'''・'''通天区'''・'''[[船営区]]'''・'''徳勝区'''・'''江北区'''・'''興隆区'''・'''江南区'''・'''白山区'''を設置。（9(9区）)

* 1950年6月18日 - 江北区・興隆区・江南区・白山区が市郊一区から市郊四区にそれぞれ改称。（9(9区）)

* 1951年8月23日 - 昌邑区・朝陽区・通天区・船営区・徳勝区・市郊一区・市郊二区・市郊三区・市郊四区が一区から九区にそれぞれ改称。（9(9区）)

* 1951年12月26日 - '''豊満特区'''を編入。（10(10区）)

* 1952年8月3日 - 六区・七区・八区・九区のそれぞれ一部が合併し、'''十区'''が発足。（11(11区）)

* 1953年3月16日（9 (9区）)

* 1953年4月25日（9 (9区）)

* 1955年12月21日（10 (10区）)

* 1957年7月23日 - 白山区・江南区・白山区・大屯区・九站区が合併し、'''郊区'''が発足。（7(7区）)

* 1958年10月23日 - '''永吉県'''・'''舒蘭県'''・'''磐石県'''・'''樺甸県'''・'''蛟河県'''を編入。（7(7区5県）)

* 1959年3月19日 - 通天区が昌邑区・船営区に分割編入。（6(6区5県）)

* 1964年1月11日 - 昌邑区の一部が船営区に編入。（6(6区5県）)

* 1964年4月23日（4 (4区5県）)

* 1966年1月10日 - 永吉県・舒蘭県・磐石県・蛟河県・樺甸県が'''永吉専区'''に編入。（4(4区）)

* 1969年1月20日 - 昌邑区の一部が郊区に編入。（4(4区）)

* 1969年2月23日 - 永吉専区'''永吉県'''・'''舒蘭県'''・'''磐石県'''・'''蛟河県'''・'''樺甸県'''を編入。（4(4区5県）)

* 1982年8月2日 - 永吉県・舒蘭県・磐石県・蛟河県・樺甸県が'''永吉地区'''に編入。（4(4区）)

* 1983年8月30日 - 永吉地区'''永吉県'''・'''舒蘭県'''・'''磐石県'''・'''蛟河県'''・'''樺甸県'''を編入。（4(4区5県）)

* 1988年5月25日 - 樺甸県が市制施行し、'''[[樺甸市]]'''となる。（4(4区1市4県）)

* 1989年8月15日 - 蛟河県が市制施行し、'''[[蛟河市]]'''となる。（4(4区2市3県）)

* 1992年2月10日（4 (4区2市3県）)

* 1992年10月8日 - 舒蘭県が市制施行し、'''[[舒蘭市]]'''となる。（4(4区3市2県）)

* 1995年8月30日 - 磐石県が市制施行し、'''[[磐石市]]'''となる。（4(4区4市1県）)

* 2000年1月31日 - 永吉県の一部が竜潭区・船営区・昌邑区・竜潭区に分割編入。（4(4区4市1県）)

====永吉専区（1966年 - 1969年）====

* 1966年1月10日 - 吉林市'''永吉県'''・'''舒蘭県'''・'''磐石県'''・'''蛟河県'''・'''樺甸県'''を編入。'''永吉専区'''が成立。（5(5県）)

====永吉地区（1982年 - 1983年）====

* 1982年8月2日 - 吉林市'''永吉県'''・'''舒蘭県'''・'''磐石県'''・'''蛟河県'''・'''樺甸県'''を編入。'''永吉地区'''が成立。（5(5県）)

== 見どころ ==

**[[平壌直轄市]][[万景台区域]]

== 脚注 ==

<references />