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2020年8月19日 (水) 16:55時点における版
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最新版 |
1.16.0
/ 2018年10月19日 |
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リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | グラフィックスライブラリ |
ライセンス | LGPL version 2.1 および MPL version 1.1 |
公式サイト |
www |
cairo(カイロ)は、デバイスに依存しないベクトルベースの描画APIを提供する、フリーの2Dグラフィックスライブラリである。アンチエイリアスがかかった綺麗な表示が特徴である。直線、矩形、円弧の他、ベジェ曲線や文字の描画も可能である。半透明描画、マスクやグラデーション機能がある。ソフトウェアによるテセレーションが基本だが、可能な場合にはハードウェアアクセラレーションを利用するよう設計されている。
歴史
キース・パッカード、カール・ワースらによって、X Window Systemに利用するために開発が始められた。当初はXr・Xr/Xcと呼ばれていたが、後にcairoへと変更された。クロスプラットフォームでXに依存しないライブラリである点を強調することを意図したものである。
バックエンド
出力バックエンドとして X Window System (XlibとXCB), GDI (Microsoft Windows), Quartz (macOS), イメージバッファ, PostScript, PDF, SVG をサポートしている。実験的に、OpenGL, OpenGL ES 2.0, OpenVG, BeOS, OS/2, DirectFB をサポートしている。
バインディング
C言語が基本APIだが、Ada, C++, Common Lisp, Factor, Haskell, Java, Lua, Mono と .NET, Perl, PHP, Python, Ruby, Scheme, Smalltalk などのバインディングが存在する[1]。
採用例
- GTK - バージョン2.8以降、cairoを用いてWidgetの描画を行っている。
- Mozilla, Firefox - レンダリングエンジンGeckoの描画にcairoを採用。
- Poppler - cairo を用いたPDF描画ライブラリ。
- OpenOffice.org
- GIMP
関連項目
- Skia - Google Chrome や Android で使用