(Go: >> BACK << -|- >> HOME <<)

コンテンツにスキップ

「文体」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
TY (会話 | 投稿記録)
m 研究対象
編集の要約なし
3行目: 3行目:
文体は[[文芸評論]]の研究対象になり、時にはある作品の背後に作家性を見いだす際の根拠の一つとされる。
文体は[[文芸評論]]の研究対象になり、時にはある作品の背後に作家性を見いだす際の根拠の一つとされる。


文体の定義はいくつか使い分けられる。
文体の[[定義]]はいくつか使い分けられる。


#「[[和文]]」「[[漢文]]」「[[和漢混淆文]]」など、言語の基本的な構造・表記法の違いにより分類される文体。
#「[[和文]]」「[[漢文]]」「[[和漢混淆文]]」など、[[言語]]の基本的な構造・表記法の違いにより分類される文体。
#「だ・である調」のような常体「です・ます調」のような敬体など、文章の形としての文体。近代以降の日本語では、[[文芸評論]]や[[文章読本]]の中で触れられ、その後の研究や実作に影響を与えた。[[坪内逍遥]]が『[[小説神髄]]』で提唱した「雅文体」「俗文体」「雅俗折衷文体」や、[[谷崎潤一郎]]が『文章読本』で提唱した「講義体」「兵語体」「口上体」「会話体」の分類などがある。
#「だ・である調」のような常体「です・ます調」のような[[敬体]]など、文章の形としての文体。[[近代]]以降の[[日本語]]では、[[文芸評論]]や[[文章読本]]の中で触れられ、その後の研究や実作に影響を与えた。[[坪内逍遥]]が『[[小説神髄]]』で提唱した「雅文体」「俗文体」「雅俗折衷文体」や、[[谷崎潤一郎]]が『文章読本』で提唱した「講義体」「兵語体」「口上体」「会話体」の分類などがある。
#[[作家]]や作品に固有の表現としての文体。[[比喩]]など[[修辞学|レトリック]]の特徴や用字・用語の使用頻度などが根拠になることもある。
#[[作家]]や作品に固有の表現としての文体。[[比喩]]など[[修辞学|レトリック]]の特徴や[[用字]]・用語の使用頻度などが根拠になることもある。
#他に、時代・世代などで区分されたある集団に固有の特徴として、文体という言葉をあてはめることもできる。「現代の若者の文体」「明治時代の書生の文体」など。
#他に、[[時代]][[世代]]などで区分されたある集団に固有の特徴として、文体という言葉をあてはめることもできる。「現代の若者の文体」「明治時代の書生の文体」など。


==関連項目==
==関連項目==

2004年4月6日 (火) 07:19時点における版

文体ぶんたい)とは、文章・散文のスタイルのこと。

文体は文芸評論の研究対象になり、時にはある作品の背後に作家性を見いだす際の根拠の一つとされる。

文体の定義はいくつか使い分けられる。

  1. 和文」「漢文」「和漢混淆文」など、言語の基本的な構造・表記法の違いにより分類される文体。
  2. 「だ・である調」のような常体「です・ます調」のような敬体など、文章の形としての文体。近代以降の日本語では、文芸評論文章読本の中で触れられ、その後の研究や実作に影響を与えた。坪内逍遥が『小説神髄』で提唱した「雅文体」「俗文体」「雅俗折衷文体」や、谷崎潤一郎が『文章読本』で提唱した「講義体」「兵語体」「口上体」「会話体」の分類などがある。
  3. 作家や作品に固有の表現としての文体。比喩などレトリックの特徴や用字・用語の使用頻度などが根拠になることもある。
  4. 他に、時代世代などで区分されたある集団に固有の特徴として、文体という言葉をあてはめることもできる。「現代の若者の文体」「明治時代の書生の文体」など。

関連項目


この記事は 書きかけです。この記事を直して下さる協力者を求めています。