「太龍寺ロープウェイ」の版間の差分
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[[File:TairyujiRW 20240220 1.jpg|thumb|太龍寺ロープウェイ]] |
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'''太龍寺ロープウェイ'''(たいりゅうじロープウェイ)とは、[[徳島県]][[那賀郡]][[那賀町]]の鷲の里駅([[道の駅鷲の里]]に併設)から[[阿南市]]の太龍寺駅を結ぶ[[四国ケーブル]]の[[索道|ロープウェイ]]路線である。 |
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'''太龍寺ロープウェイ'''(たいりゅうじロープウェイ)は、[[徳島県]][[那賀郡]][[那賀町]]の鷲の里駅([[道の駅鷲の里]]に併設)から[[阿南市]]の太龍寺駅を結ぶ[[四国ケーブル]]の[[索道|ロープウェイ]]路線である。全長2,775[[メートル]]で'''西日本で最長'''、日本で最初の山越えを行うロープウェイである<ref name="kotsu19920723">{{Cite news |和書|title=四国霊場太龍寺へロープウェー開業 四国ケーブル |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1992-07-23 |page=2 }}</ref>。[[四国八十八景]](第17番)に「西日本最長ロープウェイからの和歌山まで望める雄大な眺め」として選ばれている。 |
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[[1992年]][[7月21日]]開業<ref name="kotsu19920723"/>、総工費22億円。[[太竜寺山]]の山頂に所在する[[四国八十八箇所]]第21番札所の舎心山[[太龍寺]]への直通路であり、乗車時間11分で一挙に標高476メートルに到達し本堂への石段下に至る。従来は[[遍路道#遍路ころがし|遍路ころがし]]の一つと呼ばれる難所であり、現在でも車道は悪路で中腹の駐車場から残り20分は徒歩を余儀なくされていたが、この路線の開通で多くの参拝者が容易に参拝できるようになった。 |
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[[四国八十八箇所|四国第二十一番霊場]]の舎心山[[太龍寺]]への参詣者で賑わう。ゴンドラは、スイスCWA製の101人乗りの箱を使用。3~11月は7:20~17:20、12~2月は8:00~17:00まで、毎時0,20,40分の運転。山越えを行う珍しいロープウェイである。[[那賀川]]流域を眼下に見下ろしつつ、山越えの瞬間、[[鳴門市|鳴門]]方面の眺望が開ける点が見所。 |
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[[画像:Tairyuji1.JPG|240px|right|thumb|太龍寺ロープウェイ]] |
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== 展望 == |
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==路線データ== |
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[[File:Tairyuji RW 20230926 1.jpg|thumb|剣山方面(西)]] |
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*線路水平長:2683.82m |
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[[File:Tairyuji 2023 926 1a.jpg|thumb|淡路島が望める(東)]] |
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*高低差:線路両端422.00m 線路最大508.00m |
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[[File:Tairyuji RW 20240514 1.jpg|thumb|発電所の煙突の向こうに和歌山が]] |
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*駅数:2駅 |
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[[那賀川]]流域の[[わじきライン]]を眼下に見下ろしつつ、[[剣山]]山系のほか[[紀伊水道]]や[[橘湾 (徳島県)|橘湾]]が見渡せる。鉄塔支柱の大きさは'''世界一'''で標高600 mの山越えの瞬間、[[鳴門市|鳴門]]方面の眺望が開ける。 |
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ロープウェイで移動中、わずかの時間であるが20番札所の鶴林寺の三重塔の屋根が望め、また、昔は当山に[[ニホンオオカミ]]が生息していたということで5匹の狼の像が岩場に設置されている。さらに太竜寺山の山頂尾根の眼前右の岩場に[[流政之]]のブロンズ作品「ヤマサキモリ」が臨める。 |
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==歴史== |
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後半は、岩場の太龍嶽(舎心嶽)の上で修行している様子の[[空海]]の座像が確認できる。同嶽は[[延暦]]16年([[797年]])に空海が24歳で著した『[[三教指帰]]』の序文において修行をした地として最初に記述されている。また、その右側に当山で最大の杉の大木・燈明杉(2代目)が見える。 |
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*[[1992年]][[7月21日]] 太龍寺ロープウェイ開業。 |
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== 路線データ == |
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==駅一覧== |
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* ゴンドラ:スイスCWA製の101人乗りの軽金属製箱型 |
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鷲の里駅 - 太龍寺駅 |
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* 索道の方式:4線交走式 |
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* 線路水平長:2,683.82 m |
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* 高低差:線路両端422.00 m 線路最大508.00 m |
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* 運転速度:5 m/秒(時速18km) |
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* 原動機:500Kw |
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* 線路最急勾配:30度 |
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* 駅数:2駅 |
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* 設計製作メーカー:(株)日本ケーブル |
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* 支持鉄塔の高さ:1号42 m 2号24 m |
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* 支持鉄塔の設計と製作:(株)デンロコーポレーション<ref>{{Citation|和書|title=太龍寺ロープウェイ支持塔の設計と製作について |volume=No.17 |work=デンロ技報 |date=1993-07 |publisher=デンロコーポレーション |url=https://denro.co.jp/blog/2022/01/17/denrotec17-2/ }}</ref> |
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Tairyuji RW 20231114 2.jpg|山麓駅・鷲の里駅 |
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TairyujiRW 20240220 2.jpg|那賀川を渡る |
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TairyujiRW 20231130 1.jpg|山頂駅 |
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Tairyuji 20231130 1.jpg|山頂駅の目の前に本堂 |
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== 運転情報 == |
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* 8:00 - 16:40 |
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毎時0・20・40分の20分間隔。 |
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年中無休、悪天候のときは休止あり |
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=== 運賃 === |
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* 大人:片道1,300円/往復2,600円 |
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* 中・高校生:片道980円/往復1,950円 |
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* 小学生:片道650円/往復1,300円 |
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15名以上から団体割引あり |
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Tairyuji Ropeway 08.JPG|かつては□△〇のマークがあった<ref>行政と当社と寺院が協力して造られたという印</ref> |
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太龍寺RW 20240402 1.jpg|今は龍のマークに |
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Tairyuji 20231031 1.jpg|鶴林寺の三重塔を臨む |
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TairyujiRW 20240402 2.jpg|山犬ヶ嶽の五頭の狼 |
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TairyujiRW 20231031 1.jpg|ヤマサキモリを臨む |
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TairyujiRW 20231130 3.jpg|弘法大師像と燈明杉 |
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Tairyuji 20231031 5.jpg|岩の上に弘法大師像 |
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TairyujiRW 20240224 3.jpg|雲海の山頂駅 |
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TairyujiRW 20231130 2.jpg|鷲の里 |
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Wasinosato 20231031 1.jpg|玄関からの通路で最奥が改札口 |
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Wasinosato 20231031 2.jpg|通路途中にある展示室 |
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Tairyuji RW 20231114 1.jpg|庭園 |
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== 交通・宿 == |
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* バス:徳島駅から徳島バス(丹生谷線)を利用。1時間30分、那賀町和食東下車徒歩10分 |
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* JR :JR牟岐線桑野駅下車、桑野より徳島バスを利用。 那賀町和食東下車徒歩10分 |
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* 車 :徳島ICより約1時間(カーナビ利用の場合は「太龍寺ロープウェイ山麓駅」または電話番号「0884-62-3100」で検索)。 |
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* 館内食堂:御食事処・菩提樹(11:30~14:00)不定休 |
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* 敷地内の宿:いやし亭心空koku(2024年6月15日再オープン) |
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* 周辺の宿:果樹園オーナーの宿「碧」({{ウィキ座標|33|55|12.614|N|134|33|27.766|E|scale:10000|碧|name= 碧}})、民宿ほたるの宿({{ウィキ座標|33|53|9.79|N|134|32|38.581|E|scale:10000|ほたる|name= ほたる}})、[[鷲敷温泉|わじき温泉]]ゆり野 |
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== 周辺 == |
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* [[四国霊場]]第21番[[太龍寺]]([[阿南室戸歴史文化道]]) |
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* [[四国霊場]]第20番[[鶴林寺 (徳島県勝浦町)|鶴林寺]] |
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* [[蛭子神社 (那賀町)|蛭子神社]] |
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* [[氷柱観音]] |
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* [[お松大権現]] |
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* [[那賀川]] |
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* [[午尾の滝]] |
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* [[若杉山辰砂採掘遺跡]] |
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* [[道の駅鷲の里]] |
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* [[道の駅わじき]] |
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* [[徳島県立那賀高等学校]] |
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* [[エキサイティング・サマー・イン・ワジキ]] |
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* [[徳島県南部健康運動公園]]([[徳島県南部健康運動公園野球場|アグリあなんスタジアム]]) |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist}} |
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== 関連項目 == |
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* [[日本の索道]] |
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== 外部リンク == |
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* {{official website|www.shikoku-cable.co.jp/tairyuji/ |太龍寺ロープウェイ}}(四国ケーブル) |
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* {{Commonscat-inline|Tairyuji Ropeway}} |
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[[Category:四国ケーブル|路たいりゆうし]] |
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[[Category:索道|たいりゆうし]] |
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[[Category:徳島県の建築物・観光名所|たいりゆうしろふうえい]] |
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{{Rail-stub}} |
{{Rail-stub}} |
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{{DEFAULTSORT:たいりゆうしろおふえい}} |
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[[Category:四国ケーブル|路たいりゆうし]] |
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[[en:Tairyuji Ropeway]] |
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[[Category:日本の索道]] |
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[[Category:徳島県の観光地]] |
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[[Category:那賀町の交通]] |
2024年6月12日 (水) 13:58時点における最新版
太龍寺ロープウェイ(たいりゅうじロープウェイ)は、徳島県那賀郡那賀町の鷲の里駅(道の駅鷲の里に併設)から阿南市の太龍寺駅を結ぶ四国ケーブルのロープウェイ路線である。全長2,775メートルで西日本で最長、日本で最初の山越えを行うロープウェイである[1]。四国八十八景(第17番)に「西日本最長ロープウェイからの和歌山まで望める雄大な眺め」として選ばれている。
1992年7月21日開業[1]、総工費22億円。太竜寺山の山頂に所在する四国八十八箇所第21番札所の舎心山太龍寺への直通路であり、乗車時間11分で一挙に標高476メートルに到達し本堂への石段下に至る。従来は遍路ころがしの一つと呼ばれる難所であり、現在でも車道は悪路で中腹の駐車場から残り20分は徒歩を余儀なくされていたが、この路線の開通で多くの参拝者が容易に参拝できるようになった。
展望[編集]
那賀川流域のわじきラインを眼下に見下ろしつつ、剣山山系のほか紀伊水道や橘湾が見渡せる。鉄塔支柱の大きさは世界一で標高600 mの山越えの瞬間、鳴門方面の眺望が開ける。
ロープウェイで移動中、わずかの時間であるが20番札所の鶴林寺の三重塔の屋根が望め、また、昔は当山にニホンオオカミが生息していたということで5匹の狼の像が岩場に設置されている。さらに太竜寺山の山頂尾根の眼前右の岩場に流政之のブロンズ作品「ヤマサキモリ」が臨める。 後半は、岩場の太龍嶽(舎心嶽)の上で修行している様子の空海の座像が確認できる。同嶽は延暦16年(797年)に空海が24歳で著した『三教指帰』の序文において修行をした地として最初に記述されている。また、その右側に当山で最大の杉の大木・燈明杉(2代目)が見える。
路線データ[編集]
- ゴンドラ:スイスCWA製の101人乗りの軽金属製箱型
- 索道の方式:4線交走式
- 線路水平長:2,683.82 m
- 高低差:線路両端422.00 m 線路最大508.00 m
- 運転速度:5 m/秒(時速18km)
- 原動機:500Kw
- 線路最急勾配:30度
- 駅数:2駅
- 設計製作メーカー:(株)日本ケーブル
- 支持鉄塔の高さ:1号42 m 2号24 m
- 支持鉄塔の設計と製作:(株)デンロコーポレーション[2]
-
山麓駅・鷲の里駅
-
那賀川を渡る
-
山頂駅
-
山頂駅の目の前に本堂
運転情報[編集]
- 8:00 - 16:40
毎時0・20・40分の20分間隔。 年中無休、悪天候のときは休止あり
運賃[編集]
- 大人:片道1,300円/往復2,600円
- 中・高校生:片道980円/往復1,950円
- 小学生:片道650円/往復1,300円
15名以上から団体割引あり
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かつては□△〇のマークがあった[3]
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今は龍のマークに
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鶴林寺の三重塔を臨む
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山犬ヶ嶽の五頭の狼
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ヤマサキモリを臨む
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弘法大師像と燈明杉
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岩の上に弘法大師像
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雲海の山頂駅
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鷲の里
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玄関からの通路で最奥が改札口
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通路途中にある展示室
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庭園
交通・宿[編集]
- バス:徳島駅から徳島バス(丹生谷線)を利用。1時間30分、那賀町和食東下車徒歩10分
- JR :JR牟岐線桑野駅下車、桑野より徳島バスを利用。 那賀町和食東下車徒歩10分
- 車 :徳島ICより約1時間(カーナビ利用の場合は「太龍寺ロープウェイ山麓駅」または電話番号「0884-62-3100」で検索)。
- 館内食堂:御食事処・菩提樹(11:30~14:00)不定休
- 敷地内の宿:いやし亭心空koku(2024年6月15日再オープン)
- 周辺の宿:果樹園オーナーの宿「碧」(碧)、民宿ほたるの宿(ほたる)、わじき温泉ゆり野
周辺[編集]
- 四国霊場第21番太龍寺(阿南室戸歴史文化道)
- 四国霊場第20番鶴林寺
- 蛭子神社
- 氷柱観音
- お松大権現
- 那賀川
- 午尾の滝
- 若杉山辰砂採掘遺跡
- 道の駅鷲の里
- 道の駅わじき
- 徳島県立那賀高等学校
- エキサイティング・サマー・イン・ワジキ
- 徳島県南部健康運動公園(アグリあなんスタジアム)