UNO(カード)とは、ストップ系のカードゲームである。プレイ人数は2~10人(!?)。
概要
UNOは「アメリカンページワン」というトランプゲームをもとに、アメリカで開発されたカードゲーム。
開発、販売はマテル社、初期の日本版のみトミー販売だった。
日本では有名なカードゲームのひとつであり、近くのスーパーに、トランプの隣においてあるほどの知名度を誇る。
ちなみにスペイン語やイタリア語で「UNO」は数字の1を意味することから、UNOの生誕45周年を迎えた2017年に一般社団法人・日本記念日協会によって、ゾロ目である1月11日が『UNOの日』として登録・認定されている。
カード内容
赤青緑黄の4色のカードがあり、それぞれに0~9の数札と3種の記号札(英字札)がある。
- 数字札:0~9の数字が書かれたカード。特に効果はない。1~9は各色2枚ずつ、0のみ各色1枚。
- ドロー2(ツー):「+2」「D」などと書かれたカード。次の人は順番が飛ばされ、強制的に山札からカードを2枚引かされる。2枚ずつ。
- スキップ:「S」もしくは駐禁マークのような記号が書かれた札。次の人は順番が飛ばされる。2枚ずつ。
- リバース:「R」もしくは斜めの⇔が書かれた札。順番の回り方が逆周りになる。タイマンのときのみスキップ同様もう一度俺のターン。2枚ずつ。
- ワイルド:なんか丸いウィンドウズのマークもしくは「Wild」と書かれたカード。いかなる場合でも出すことができ、好きな色に変更できる。4枚。
- ワイルド・ドロー4:「+4」と「4色のカード」が書かれたカード。手札に場のカードと同じ色のカードがないときにのみ使える切り札。色指定+次の人に4枚引かせられる。ただし…
略称は「WD4」「D4」「DF」「ドロー4」など。4枚。
以上108枚のカードを使ってゲームをする。
追加カード
2016年、リニューアル版として新しく追加されたカード。お好みに応じて通常の108枚に追加して遊ぶ。
- 白いワイルド:カードにはワイルドとしての「枠」しか書かれておらず、予めプレイヤー達で効果をカードに記入した後、白いワイルドカードが切られたらそのカードに書かれた効能に従う。「全員でジャンケン 負けたらドロー5」などのオリカ特有の混沌が貴方達を襲う!? 3枚。
- とりかえっこワイルド:これを切ったプレイヤーは、他のプレイヤー1人を指名し、その人と手札をそっくり入れ替えることが出来る。その後に色指定。貯まったカードをまるっと相手に押し付けられる強力なカード。1枚。
- シャッフルワイルド:2017年の夏に「とりかえっこワイルド」と入れ替わりで挿入されたカード。これが捨てられた場合、全員の手札をいったん全て一纏めに集めてシャッフルしたあと、シャッフルワイルドを出した人の左隣から1枚ずつ配りなおす。その後に色指定。全員の手札枚数をリセットできる強力なカード。1枚。
基本的なルール
各プレイヤーに7枚ずつの手札が配られ、残りのカードを山札(ドローパイル)とする。
山札を1枚めくり、そのカードを最初の台札(ディスカードパイル)とする。
親の左隣のプレイヤーから時計回りの順番に、台札の1番上のカードと同じ色もしくは同じ数字(記号)のカードを1枚、台札の上に重ねて捨てられる。プレイヤーが「あれ、持ってるんじゃない?」と他のプレイヤーが持っているカード等を口出しをすると山から2枚引かなくてはいけない。
捨てることの出来るカードがない場合は山札からカードを1枚引き、手札に加える。ただし、山札から引いたカードが捨てれるカードなら捨ててもよい。プレイヤーが捨てることの出来ないカードを間違って捨ててしまった場合は山から2枚引くことになり、そのカードは手元に戻る。
手札が残り1枚になったら「ウノ!」と宣言しなければならない。「ページワン」のようないわゆる"義務"であり、宣言を忘れると山から2枚引かなくてはいけない。
手札を出し切れば上がりとなり、このラウンドに勝利する。
チャレンジ
ドロー4を「台札の一番上と同じ色のカードがあるのに出す」のは反則であるため、バレなければ問題なく出せる。ただし、バレてしまった場合は山から2枚引くことになり、そのカードは手元に戻る。ドロー4をくらった人には「こいつ、反則してんじゃね?」と思えば「チャレンジ」を宣言する権利がある(もちろんそのまま山から4枚引いてもよい)。
チャレンジを宣言した場合、宣言された者は宣言した者だけに手札を見せる。
その中に「ドロー4の直前の台札と同じ色のカード」があれば反則なので成功、なければ無罪なので失敗となる。同じ数字の色違いやワイルドはセーフ。
成功した場合は、ドロー4を出した人が代わりに山から4枚引くことになる。チャレンジした人の手番から続行する。色の変更は有効。
失敗の場合は、チャレンジした人が通常のドロー4の処置を行った後、慰謝料としてさらに山から2枚(合計6枚)引くことになる。
得点計算
カードの種類 | 失点数 |
数札 | 数字のまま |
スキップ | 20 |
ドロー2 | 20 |
リバース | 20 |
ワイルド | 50 |
ワイルド ドロー4 |
50 |
とりかえっこ ワイルド |
40 |
シャッフル ワイルド |
40 |
白いワイルド | 40 |
まず、上がれなかったプレイヤーは各自、残った自分の手札から失点を計算する(失点は上の表のとおり)。
国際式の場合、勝者以外の全員の失点を合計したものが勝者の得点となる。
日本式の場合、更に、上がれなかったプレイヤーは自分の失点をマイナスで付ける(つまりゼロサムになる)。
国際式の場合は誰かが目標点数(公式は500点)を突破した時点で、
日本式の場合はあらかじめ決めたラウンド数(公式は5R)やって1ゲーム終了となる。
例:日本式5R、4人打ち
\ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 順位 |
燐 | -26 | +25 | -3 | -57 | -86 | ビリ |
小計→ | -1 | -4 | -61 | -147 | ||
ルナサ | +97 | -2 | -97 | -8 | -29 | 2nd |
+95 | -2 | -10 | -39 | |||
リグル | -60 | -14 | +159 | -4 | +183 | 3rd |
-74 | +85 | +81 | +264 | |||
紫 | -11 | -9 | -59 | +69 | -68 | 優勝 |
-20 | -79 | -10 | -78 |
ローカルルール
- ドロー累積
Dに対してDで隣に累積して渡せるルール。「ドロー戦」とも。 D2とWD4を混同してどう扱うかは決めによる。
なお、D4に累積で出されたWD4に対してはチャレンジは出来ない(場合が多い)。 - ドロー回避
SやRでもドローを回避できる。ここまでくるともはや別ゲーな気もする。 - ドロー出し
D2,WD4を食らった直後、回ってこないはずの手番がまわってくる。勿論、出せなければ更にもう1枚引くことになる。 - 芋掘り/デスマッチ
出せるカードがでるまで山から引くルール。山札がしっかりシャッフルされてないと地獄。 - UNO 7-0
ゲームロフト版のゲームソフトUNOより。7を切ると強制手札交換、0を切ると強制手札廻し。 - 同数まとめ出し
同じ数字ならまとめて何枚でも切れる。記号も何枚も切れるかは決めによる。同色同数に限る場合や、場に出てる数字のみまとめ出し出来るルールもある。
上がる際は必ず1枚出しでないといけないルールや、複数枚持ってても次に上がれる可能性がある場合(手札が青2二枚のみの時など)はUNO宣言が必要なルールもある。 - 連番まとめ出し
同色3枚以上の連番ならまとめて出せる。ただし、端っこが一番上であること(1,2,3なら1か3)。 - UNO上がり
まとめ出しで上がる際は「UNOあがり」と宣言しないといけず、忘れた場合はペナルティとして山札から予め決めた枚数引くルール。 - ワイルド貫通
ワイルド(ドロー4)が台札の時、その下のワイルド系統でない一番新しい数字(文字)のカードを出せる。
例えば青2の次にワイルドが出されて緑色を指定されても、赤の2を出すことができる。 - ドローフォー取り
D4を食らったあと、そのD4を拾い、手札に加えることが出来る。 - ジャンプ/割り込み
同色同数なら順番を無視して割り込んで捨ててもよい。 - 英字上がり禁止
フィニッシュは数札のみ出せるルール。 ワイルド系のみ禁止やドロー系が禁止の場合も。 - キラーパス
自分の直前のプレイヤーと同じ色かつ同じ数字を出すと、そのプレイヤーに溜まった場札のカードを全て引き取らせることができる。同色の0でカウンター。 - 勝ち数制
点数制にせず、上がったら1勝として勝ち数でのみ競うルール。 - ノックアウト/サバイバル
日本式(減点のみ)で計算し、あらかじめ決めた点数を下回ったら脱落、最後まで生き残ったプレイヤーの勝ち。 - ビリ決戦
点数制にせず、上がった者から順にゲームから抜けていき、残った者でそのままの手札でゲームを続行し、最後の1名が決定するまで続ける。人数次第では、結構時間がかかり、ダルい。
こっちのルールをサバイバルというところもある。らしい。 - オープン
0を出したプレイヤーの次のプレイヤーは、その時点での手札をすべて全員に見せてプレイする。引いてきたカードは見せなくていい。ただし、オープンを仕掛けられた相手が0を出してきたときは『オープン返し』となり、先に仕掛けたプレイヤーがカードを公開しなければならない。 - ドボン
場に出た数字カードと、自分の手札の数字カードの合計が一致したところで「ドボン!」とコールして即上がることが出来るルール。字札は入ってはいけない場合が多い。返しの有無と点数の処置は決めによる。 - 最初の場札で字札が出た場合の処置
・WD4は山の真ん中らへんに戻してめくりなおし、それ以外はスターターと親の間の人(仮)が出した扱い(公式)。
・数札でるまでめくりなおし。
・WD4だろうと続行。
・めくらない。スターターが好きなカードを出せる。 - チャレンジダウト
1ラウンドに3まで、手札を一枚裏返して出すことができる。 そのカードは、直前のカードと同じ「色」であるとして扱われる。
カードを出したプレイヤー以外のプレイヤーから「ダウト」宣言が出た場合、以下の手順に従わなければならない。 (複数人からダウト宣言が出た場合、最初にダウト宣言したプレイヤーとの交渉になる。)
以下の三つの選択で交渉する
■レイズ:賭けるカードの枚数を増やす(2~5枚)
■コール:その枚数で承諾し、オープン。
■フォールド:オりて、賭けた分だけ山札からカードを引く。
オープンしたときにそのカードが、直前のカードと同じ”色”であった場合、ダウト宣言した側はかけた分だけカードを引かなければならない。
もし、ダウト宣言した側が勝った場合 出したカードは手札に戻し、賭けた分だけカードを引く。
シリーズモノ
- UNO ATTACK:山札を専用のマシンに組み込み、ボタンを押すことでカードがランダムな枚数排出される(1枚も出ないときもある)電池式の装置のセット。旧版と現行版があり、中身のカードセットと装置の威力が違う(旧版は特殊カードが多いがマシンのモーターが弱く、現行版は特殊カードがシンプルで威力強め)。なお「数字の0」が無い。
- UNO SPIN:専用のルーレットが付属しており、スピンカードを切った次の人はルーレットの指示に従わなくてはいけない。ラッキーな出目もあるので注意。(各色の1~5一枚ずつがスピンアイコン付きのスピンカードになっており、これが出たら回す。)
- UNO DICE:現行では出回ってないレアモノのUNOで、25個のダイスの目にカードの模様が書かれている。運ゲー要素が強いが、常時全員の手が見えてるのでまた違った作戦が要求される。初期手ダイスは5個で最大4人。
- はじめてのUNO:大判でデ●ズニーキャラが書かれた、枚数の少ない特殊なUNO(Wが四枚と各色の1~7とDが各一枚の36枚だけ)。対象年齢も3才に下がっている。こちらも初期手札が5枚で最大4人。
- UNO H20:透明のプラ製カードのUNO。WD4ニ枚の代わりに「Wildドボン1・2」があり、これを切ると全体攻撃となる(WD1は一枚ずつ、WD2は二枚ずつ全員が山から引く)。ポケット版もあるが、あちらは通常のカードセットと内容は変わっておらず、ワイルドドボンは入っていない。
- UNO WILD JACKPOT:専用のスロットマシンと、それに装填する白いワイルドが8枚付属している。特殊指示カードのジャックポットカードを出した人はスロットを回し、出てきた指示(大抵は白いワイルドに書かれた指示次第)に従う。
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関連項目
- 4
- 0pt