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検索結果 892 件

  • 歴史を通してみる米国国立医学図書館の役割

    山口 直比古 薬学図書館 69 (1), 21-30, 2024-04-30

    ...そうした中で,1956年にはNational Library of Medicine Actが成立し,軍から保健福祉省への移管が行われ,図書館長が軍人から民間人へと代わり,NLMの役割が拡大してきた。研究開発部門であるLister Hill Center設立のほか,ClinicalTrials.gov(2000年)やPMC(2000年)などがスタートした。...

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  • <研究ノート>「平和の礎」朝鮮人刻銘について

    沖本 富貴子 地域研究 (31) 121-135, 2024-02

    ...沖縄県の「平和の礎」には国籍、軍人、民間人を問わず沖縄戦で亡くなったすべての人を刻銘するとしながらも、朝鮮人については刻銘が進んでいない。その原因はどこにあるのか、沖縄県の「平和の礎」建設当初の朝鮮人刻銘取り組みとその後の追加刻銘を辿りながら、朝鮮人の追加刻銘の可能性について考察した。...

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  • ボリビア・ラパス県渓谷部のアイマラ語口承テクストと考察

    タピア フリアン, タピア・デ・アルバレス アスンタ, 藤田 護 アンデス・アマゾン研究 7 (0), 19-51, 2023-12-20

    ...ここでとりあげるのは、弟フリアン・タピアと姉アスンタ・タピア・デ・アルバレスによって語られた、両姉弟の祖父がキリワヤ(ボリビアのラパス県ムリーリョ郡)のアシエンダ領主によって虐待されていたのに対し、祖母がラパスの街に住む自身の姉妹の結婚相手の軍人(大佐)を頼り、大佐からの働きかけでこの虐待を止めてもらうという、家族の中で伝承されてきたオーラルヒストリーである。...

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  • 軍隊等における心的外傷後成長の促進要因に関するナラティブレビュー

    小森 國寿, 大塚 泰正 産業精神保健 31 (3), 156-165, 2023-09-20

    ...<p>トラウマ体験をした後に経験されるポジティブな心理的変容である心的外傷後成長(Posttraumatic Growth: PTG)は,トラウマ体験で崩れた世界観を書き換える認知プロセスの副産物として得られる.この認知プロセスの促進要因は,当事者の社会的状況との組み合わせにより理解・解釈され,新たな認知的枠組みに組み込まれるため,軍人等においても独自の特徴があると考えられる.軍人等のPTGの促進要因...

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  • エルサルバドルの年金制度

    杉田 健 年金研究 21 (0), 69-101, 2023-03-28

    ...<p><tt> エルサルバドルは、賦課方式の確定給付型公的年金制度を、世界銀行と米州開発銀行の助言に基づいて、軍人を除いて個人年金貯蓄口座に基づく積立方式の確定拠出型制度に </tt>1998<tt>年に移行した。...

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  • 第二次大本事件が残したもの

    玉置 文弥 コモンズ 2023 (2), 95-131, 2023

    ...それを担った世界紅卍字会は、信者および会員に政治家や軍人、資本家など有力者が多かったことから、災害救援や病院、学校、銀行の経営など幅広い慈善事業を展開出来た一方で、政治にも関与した。その過程で紅卍字会は 1923 年に大本教と提携し、「連合運動」(1923-1935)を展開する。...

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  • UCTを用いたガイスターAIの研究

    錦織, 光司, 青木, 蓮樹, 橋本, 剛 ゲームプログラミングワークショップ2022論文集 2022 88-95, 2022-11-04

    ...近年, 麻雀やポーカーといった不完全情報ゲームではAI が人間を超えたが,ガイスターや軍人将棋のようなチェス型の不完全情報ゲームでは強いAI が実現されていない.将棋,囲碁,チェスといった完全情報ゲームでは,人間よりも強いAI が開発されているが,完全情報ゲームの探索方法を不完全情報ゲームに用いると戦略融合の影響を受ける.本研究では,ガイスターを題材にUCT を用いた不完全情報ゲームAI の実現について...

    情報処理学会

  • <研究論文>「平均的な人間」から考える戦時下の文学 : 石毛源『江南戦線』試論

    郭 立欣 日本研究 65 281-299, 2022-10-31

    ...石毛源『江南戦線』(砂子屋書房、1939年9月)は盧溝橋事件勃発以来最初に出版された一出征軍人の個人歌集である。兵士を描くことを主眼とする戦争文学における書き手の主体性について、戦争の「内」から発する「私」による「兵士の文学」の作者は戦闘の当事者でありつつ文学の書き手でもあるという性質を持つ。こうした専業の作家とは言い難いより一般的な兵士の事例として、本稿は石毛源およびその作品を考察する。  ...

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  • ガーナの年金の現状と課題

    杉田 健 年金研究 18 (0), 1-30, 2022-03-10

    ...<p> ガーナの年金は植民地政府官吏のためのCAP30に始まり公務員・軍人・警官・刑務官等の年金として発展してきており、一方民間向けは独立後から始まり、リタイア時に一時金支給をするプロヴィデント・ファンド制度から年金支給の社会保障制度へと発展した。...

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  • 傷痍軍人のスポーツ大会とスポーツ活動の意義

    小倉 和夫 日本財団パラリンピックサポートセンターパラリンピック研究会紀要 18 (0), 155-176, 2022

    The origins of the Paralympics lie in the Normandy landings at the end of the Second World War and the resulting rehabilitation of wounded servicemen and women, particularly those with spinal cord …

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  • 戦後「混血児問題」における〈反人種差別規範〉の形成

    有賀 ゆうアニース 社会学評論 73 (2), 154-171, 2022

    ...<p>戦後日本では連合軍の占領を背景として進駐軍軍人・軍属と日本人女性の間に大量の子どもが出生し,彼ら「混血児」をいかに処遇すべきかという観点から「混血児問題」が顕在化した.先行研究では日本におけるレイシズムが顕現した事例として「混血児問題」が考察されてきた一方で,「混血児」に対する人種差別を問題として理解すること自体がいかにして(不)可能になっていたのかという点は見落とされてきた....

    DOI Web Site 参考文献3件

  • ナショナリズムを組織する

    加藤 剛 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 (0), 64-, 2022

    ...次いで軍人中心のSpartaが生まれ、翌年、東インドで最初のマッチが持たれた。時を置かずに多くのクラブが生まれた。単一民族のクラブ、多民族のクラブと様々である。世紀転換期には幾つかの都市にサッカー協会が誕生、対抗戦が組まれた。代表的なのはジャワのスマラン、スラバヤ、バタビア、バンドンの協会である。...

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  • 留学生に関する成城学校史料目録 ―個人情報保護法と歴史史料―

    浜口, 裕子, 家近, 亮子, Hamaguchi, Yuko, Iechika, Ryoko 拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 24 (1), 53-69, 2021-10-29

    ...成城学校はその受け入れ機関の一つであり,留学生から後の東アジア史に名を留めた軍人や政治家が多く出た。このため当時の史料は重要な歴史的価値を持つ。本稿はこれらをふまえて,当時成城が留学生受け入れの機関となった経緯と,成城に残された史料発掘の経緯に触れ,公開に至るまでの条件に関する合意事項を確認した上で,作成した目録を公開する。...

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  • 米軍基地周辺の観光地化の可能性

    澤田 聖也 年報カルチュラル・スタディーズ 9 (0), 43-70, 2021-06-30

    ...特に、嘉手納基地は朝鮮戦争やベトナム戦争の最重要拠点基地だったため、沖縄市には他の市町村の軍人・軍属の数よりもその数が圧倒的に多く、軍人・軍属のための歓楽街まで形成された。<br> また、沖縄市は「基地の街」とともに「音楽の街」としても認識されている。軍人・軍属の歓楽街では地元民が彼らのために海外のポピュラー音楽を演奏し、「沖縄ロック」や「沖縄ジャズ」と呼ばれる沖縄独自の音楽ジャンルが誕生した。...

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  • 人工知能を用いた温泉療法の健康効果の検証とヘルスケアの個別化の実現化

    山田 朋英, 庄嶋 伸浩, 山内 敏正, Chia-lin Lee, 野間 久史 日本健康開発雑誌 42 (0), 94-104, 2021-06-16

    <p><b>背景・目的</b> メタボリックドミノは世界における重大死因に係る生活習慣病の共通経路であり、その進展要因とされている食生活や運動習慣が与える影響を明らかにする必要がある。本研究の目的は、人工知能による臨床エビデンスの統合と体系化を実現するため、各個人の生活情報や他のバイオマーカーなどの膨大な個人情報から、人工知能を用いて統合解析を進めることである。本研究では、1)ヘルスケアの個別化…

    DOI Web Site 医中誌

  • 矜恃と労苦 : 傷痍軍人とその妻の戦後経験

    山下 麻衣, 藤原 哲也, 今城 徹 障害史研究 2 79-97, 2021-03-25

    ...この研究の目的は、第1 に奈良県立図書情報館「戦争体験文庫」に所蔵されている傷痍軍人会が発行した沿革誌の概要を明らかにすること、第2 に第二次世界大戦後に戦傷病者およびその妻が直面した労苦の内容を分類する手がかりを掴むことである。筆者らは、青森県、群馬県、滋賀県の傷痍軍人会の沿革誌を用い、戦傷病者とその妻の記述の特徴を分析した。...

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  • 日本の戦跡と歴史認識 : 京都の軍事施設を事例に

    アウケマ, ジャスティン 現代社会研究 023 5-21, 2021-01-31

    ...第十六師団の土地と関連施設は、戦後の日本において学校や住宅地として再利用された他、元軍人や遺族によって旧日本軍の記念、及び顕彰する対象となってきた。しかしその過程において、第十六師団が持つ暗い過去やアジアの人々に与えた被害などについては忘れられ、または控えめに扱われた。...

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  • 日本における軍事社会学の受容

    清水 亮 社会学評論 72 (3), 241-257, 2021

    ...<p>冷戦期にアメリカで確立した軍事社会学は同時代の軍隊・軍人・民軍関係などを中心的主題とし,軍事組織への積極的な社会調査を実行し,西側諸国を中心に国際的に普及した.これに対して日本では軍事社会学は長らく輸入されず,総力戦の社会的影響や経験・記憶の探究を中心に近年「戦争社会学」というかたちで学際的な研究が集積しつつある.しかし,日本にも社会学の軍隊研究は存在し,軍事社会学を参照した研究者も皆無ではない...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • ムガベ後のジンバブエ――「軍人化」国家の連続性と断絶――

    細井 友裕 アフリカレポート 58 (0), 73-84, 2020-08-27

    ...2000年代以降、ジンバブエでは「軍人化(Militarisation)」と呼ばれる軍の影響力増加が指摘されている。本稿は、軍を支持基盤とするムナンガグワ派が政権を獲得する過程を整理し、ムガベ政権とムナンガグワ政権の連続性と断裂を検討する。軍を基盤とするパトロン・クライアント関係を通じた政権運営や暴力的性向を勘案すると、両者の間に連続性がみられる。...

    DOI DOI HANDLE ほか1件

  • 在日米軍基地と日本国憲法

    飯島 滋明 名古屋学院大学論集 社会科学篇 56 (4), 1-15, 2020-03-31

    ...また,在日アメリカ軍人などによる犯罪について,日本の法で裁くことができず,民事上の賠償も支払わせることができない。アメリカ政府が肩代わりすることもほとんどなく,アメリカ軍人が払うべき賠償金を日本政府が支払っている。アメリカ原子力空母の放射性物質搬出の事例や日本人警備員の「銃携帯」の個所でも紹介したように,アメリカは日本の法令,あるいは日本との約束を守らない。...

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  • 現代ロシアの歴史認識問題 : 共産党によるスターリン再評価

    西山 美久 政治研究 67 35-69, 2020-03-31

    ...はじめに / 第一節 割れるスターリン評価 / 第二節 共産党の歴史認識 /  第一項 スターリン崇拝 /  第二項 プーチン政権のスターリン評価 / 第三節 共産党の活発化 /  第一項 ペンザ州におけるスターリン再評価の試み /  第二項 ノヴォシビルスク市におけるスターリンの胸像設置問題 /  第三項 プレート設置事件 / 第四節 共産党によるメディア戦略 / 第五節 共産党と退役軍人 /...

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  • プラトンの『国家』における支配,統治ならびに公共部門─知識人の人間観ならびに社会観(8)─

    久保田 義弘 札幌学院大学経済論集 = Sapporo Gakuin University Review of Economics (16) 1-121, 2020-02-29

    ...10歳頃(教養教育ならびに体育教育(健康管理教育))(2)10歳頃から20歳頃(学術教育)(3)20歳頃から30歳頃(研修教育(予選された者の教育))(4)30歳から35歳頃(哲学的問答法の教育(言論修練教育))(5)35歳頃から50歳頃(体験教育)(6)50歳以後(支配者として活躍あるいは哲学に専念)に分けて,支配者(守護者)を踏まえた教育プログラムで,育成される支配者は,理知的で,かつ守護者(軍人...

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  • 戦後台湾の高校の国防教育と生活教育

    山田, 美香 人間文化研究 = Studies in Humanities and Cultures 33 161-182, 2020-01-31

    ...1953年から高校で軍人が国防教育の授業を行い、現在でもその状況が続いている。当時、高校で国防教育を行うことは国家の発展に必要であると理解され、授業以外でも多様な活動が行われた。...

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  • 戦時国際法と「警察」概念

    太田 聡一郎 史学雑誌 129 (11), 37-60, 2020

    ...日本陸軍はアメリカ軍人の議論の受容や一九三〇年の日本国内における催涙性ガスの警察使用への導入を通じ、催涙性ガスの警察使用を例外的に人道的と見做す発想を定着させた。<br>  一九二五‐三四年に開催されたジュネーヴ一般軍縮準備会議・軍縮会議では、催涙性ガスの違法性や警察行為の位置づけが初めて問題化した。...

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  • 「日本研究」の哲学的根拠 ーWar Guilt Imformation Program の超克ー

    斎, 孝則, SAI, Takanori 桜花学園大学学芸学部研究紀要 (11) 1-16, 2019-11-30

    ...戦死した軍人と英霊)を補う、(5)占領に関わって欠落している記述(WGIP。プレス・コード)を補う。(6)歴史用語(太平洋戦争、人間宣言、A級戦犯/戦争犯罪者、"emperor")の適切性を慎重に吟味する。 どれひとつ取っても簡単なものはない。何しろ文部科学省ですら「大東亜戦争」と書くことを「許容する」などと口走る途方も無い時代である。...

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  • 軍人の戦後 : 岩畔豪雄と京都産業大学 : (下)

    川合, 全弘 産大法学 53 (2), 1-74, 2019-07

    1.はじめに 2.荒木俊馬と岩畔豪雄 3.東京事務所長としての岩畔豪雄(以上50巻1・2号) 4.世界問題研究所長としての岩畔豪雄  1)無職の二十年  2)研究所構想(以上51巻1号)  3)二冊の大著(以下本号)   ①近代兵学史の課題と系譜    〈クラウゼヴィッツの絶対戦争概念〉    〈ルーデンドルフの全体戦争概念〉    〈石原莞爾の最終戦争概念〉   ②岩畔豪雄の虚無戦争概念 …

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  • 司法省元高官の視点からみるラオス現代史-フイ・ポンセーナー博士の経験から-

    セト, ヒロユキ, Seto, Hiroyuki 新潟国際情報大学 国際学部 紀要 4 21-42, 2019-04-01

    ...フイの経験から,1975 年以前のラオスの国家形成におけるフランスの影響力の大きさ,革命以前のラオス王国政府軍人が抱えていた困難,現体制の成立後の旧ラオス王国政府元軍人・元役人の不遇,並びに旧ラオス王国政府の元軍人・元職員が1980 年末以降にラオスが西側諸国との交流を深める過程で国家建設に貢献した可能性を示し,現体制下で旧ラオス王国政府の元職員たちが果たした役割について,再評価が必要であることを指摘...

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  • <論説>近代皇室における「乳人」の選定過程と変容

    森 暢平 史林 102 (2), 278-308, 2019-03-31

    ...乳人はしだいに軍人を中心とした公務員の妻、広くみると新中間層の主婦および地方の名望家層に収斂していく。乳人制度は、皇族に授乳できる女性の確保という当初の目的を離れていく。とくに戦争が本格化してくると、家庭を犠牲にして国家に奉仕する「母」を顕彰し、「母」を通じた国民統合を図るという別の目的の制度に変質していく。...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 戦後福祉政策の回顧

    金, 蘭九 九州看護福祉大学紀要 19 (1), 49-58, 2019-03

    ...本稿の内容は、傷痍軍人援護対策の廃止と再編・軍事保護院の廃止、SCAPIN と戦後福祉政策(SCAPIN333の策定、SCAPIN 404の策定・福祉政策の原点、SCAPIN 775の成立)、政策過程に関する分析理論、考察などである。 ...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 音響外傷を機に発症した低音障害型感音難聴

    加藤 志保, 姫野 哲宏, 坂田 俊文 耳鼻と臨床 65 (1), 18-24, 2019-01-20

    ...音響障害に続発する内リンパ水腫の報告は少なく、欧文で退役軍人の報告と、動物実験の報告があるのみである。射撃が原因と推察される内リンパ水腫については、十分に認識されていないのが現状と考えられる。また、射撃による音響性難聴の予防が十分でないという社会的背景も存在する。自衛官の音響性難聴を予防することも大切である。</p>...

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  • シリーズ 戦争とラジオ <第5回> “慰安”と“指導”

    大森 淳郎 放送研究と調査 69 (12), 44-63, 2019

    ...軍人の横暴さに辟易とした奥屋は「このような訳のわからぬ権勢が民衆の頭を抑えている時代に、啓蒙的な行動は禁物であると悟った」のである。 だが「指導性」を放棄することは奥屋にとってはラジオを放棄することに等しかった。1943年、奥屋は日本放送協会を去る。 後編では奥屋の「指導性」の変質の過程を見据える。放送の「指導性」とは何か、奥屋が直面した問題は今日なお新しい。...

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  • 旧帝国陸海軍軍人と靖国戦犯合祀の関係

    中立 悠紀 史学雑誌 128 (7), 1-26, 2019

    ...多数の旧軍人事務官から構成され、法調は戦犯家族の世話も行い、戦犯を合祀する際に必要であった戦犯の名簿も所持していた。<br> 講和条約発効直前の一九五二年二月に、法調は戦犯合祀を企図し始め、密接な協力関係下にあった戦争受刑者世話会とともに合祀を推進した。...

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  • カール・ハウスホーファーとドイツの地政学

    シュパング クリスティアン・W., 高木 彰彦[訳] 空間・社会・地理思想 22 29-43, 2019

    ...家庭環境と軍人としてのキャリア : 1869年ミュンヘンに生まれたカール・ハウスホーファーKarl Haushoferは, 学者や芸術家の家系に恵まれた家庭に育った. 彼の二人の祖父, マックス・ハウスホーファーMax Haushoferとカール・N・フラースKarl N. Frassはともに教授であり, 伯父のカール・フォン・ハウスホーファーKarl von Haushoferも教授だった....

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  • パラリンピックと傷痍軍人:米国のケース

    昇 亜美子 日本財団パラリンピックサポートセンターパラリンピック研究会紀要 11 (0), 17-39, 2019

    A precursor to the Paralympics was the Stoke Mandeville Games, and it is well known that one of its major objectives was to provide treatment to military personnel and to support their reintegration …

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  • 海軍と在郷軍人

    木村 美幸 史学雑誌 128 (11), 1-26, 2019

    ...これに対し海軍省人事局は、海軍在郷軍人が少数であり在郷軍人会に加入しなければならない地域を考慮して否定的な態度をとるが、志願兵募集状況を勘案した結果、在郷軍人会から分離しない形で事業を行う海軍班を、一九二五年に設置した。<br> 海軍班は各地に設置され、海軍志願兵募集活動や宣伝活動などを地域で担った。しかし、海軍軍人は陸軍軍人と合同の分会の事業も行う必要があり、海軍軍人の不満が高まった。...

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  • 完全情報ゲームの探索を用いたガイスターAIの研究

    川上, 直人, 橋本, 剛 ゲームプログラミングワークショップ2018論文集 2018 35-42, 2018-11-09

    ...バックギャモン, 麻雀, ポーカーにおいてはトッププレイヤー相当の実力を持つAI が研究されているが, ガイスター, 軍人将棋など, チェスや将棋とルールが似ている不完全情報ゲームでは強いAI の研究があまり行われていない. 本研究ではそのようなゲームのうち比較的ルールが単純なゲーム「ガイスター」を題材とする....

    情報処理学会

  • 台湾における古民家「摘星山荘」の彩絵装飾

    張 英裕, 宮崎 清 デザイン学研究 65 (1), 1_19-1_26, 2018-07-31

    ...しかし、寺廟ではない摘星山荘にも「憨番」に似た外国軍人像の装飾題材が見られ、それは「憨番」題材の一つである「憨番擔樑」と解釈されている。はたして、このような解釈は正しいのだろうか。<br> 本研究は、詳細な考察を行った結果、これらの軍人像は清時代後期の「太平天国の乱」の常勝軍・常捷軍に由来する可能性が極めて大きく、内包されている意味も「吉祥如意」「勝利」であると判断できる。...

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  • 沖縄戦の朝鮮人 : 数値の検証

    沖本 富貴子, Okimoto Fukiko 地域研究 = Regional Studies (21) 45-65, 2018-04

    ...現在韓国政府に渡された軍人軍属の留守名簿等から沖縄戦関連者は約3,500人まで数えられているが、この他にもいた可能性を検討した。また慶良間や宮古八重山地域についてはほぼ解明された動員数を示した。...

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  • 二〇世紀初頭ライタ川以西における「非弁護士」試論 ―オーストリア司法省文書を手がかりとして

    上田 理恵子 法制史研究 67 (0), 161-199,en9, 2018-03-30

    ...第一に、申請者の経歴については、法学の中途退学者から宿屋経営者にいたるまで様々ながら、とりわけ退役軍人と退職官吏が多かった。申請者の多くは、たちの悪い「もぐり」弁護士というより、むしろ「地域の需要」に即しているように認められた。次に、官公庁の方針として、弁護士と公証人の職域確保を最優先課題とする。ただし、これらの職域を侵害しない限りにおいて、「地域の需要」を考慮して、申請を認める用意もあった。...

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  • 沖縄戦に動員された朝鮮人に関する一考察

    沖本 富貴子, OKIMOTO Fukiko 地域研究 = Regional Studies (20) 29-53, 2017-12

    ...竹内康人(2012年)によって沖縄戦に動員された朝鮮人軍人軍属が配置された部隊と、その人数が初めて明らかにされた。日本政府が韓国政府に渡した朝鮮人名簿をもとに分析を進め発表したものである。この研究をより沖縄に近づけて解釈し紹介した。その結果、特設水上勤務隊以外にも32軍防衛築城隊、歩兵隊、海軍の設営隊など65部隊以上にわたって少なくとも3,500人余が動員されていたことが分かった。...

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  • 水野広徳関連図書目録

    中村, 克明 関東学院大学人文学会紀要 136 123-158, 2017-07

    ...本「図書目録」は,戦後,日本の出版者から出版された“反骨の軍人"水野広徳について言及した図書を幅広く収録したものである。第1次世界大戦中・後のヨーロッパ見学を契機として,軍人から一転して平和主義者になった水野の主張には戦争や軍隊に対する極めて鋭い批判がみられる。...

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  • 嘉手納基地における家族住宅の建設

    加藤 政洋, 前田 一馬, 柿木 崇宏 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100043-, 2017

    ...基地内の主要な建築に関して,少なくとも数の上で目を引くのが,住宅(将校宿舎,兵員宿舎,家族住宅)約1,300棟,計1,704戸である.基地という空間は,軍事力とそれを支える物的基盤(インフラストラクチュア)のみならず,軍人(とその家族)にとっては生活空間でもあるのだ.  ...

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  • マルチエージェントシミュレーションによる“モルトケの法則”の有効性検証

    礒部 大 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2017f (0), 313-316, 2017

    ...しかし、19世紀プロイセンの軍人モルトケ(Helmuth Karl Bernhard Graf von Moltke)は、やる気のない有能な人物こそを組織にとって最上の人材とした(“モルトケの法則”)。本研究では、マルチエージェントシミュレーションを用いて、“モルトケの法則”の有効性を検証する。...

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  • 自衛隊研究の諸相:民軍関係と婚活

    福浦 厚子 フォーラム現代社会学 16 (0), 116-130, 2017

    ...その結果、従来の軍人妻研究にみられるダブルの役割期待が婚活にも存在するにも関わらず、言及されないままになっていることが明らかになった。</p>...

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  • モザンビークにおける政治暴力発生のメカニズム -- 除隊兵士と野党の役割

    網中 昭世 アフリカレポート 55 62-73, 2017

    ...だからこそFRELIMOは一方で支持基盤を固めるために自らの陣営の退役軍人・除隊兵士を厚遇し、他方でRENAMOの弱体化を図り、結果的にRENAMO側の除隊兵士は排除されてきた。近年のRENAMOの再武装化は、紛争当事者の処遇に格差をつけた当然の結果であり、それを国軍・警察が鎮圧する構図となっている。</p>...

    DOI DOI HANDLE ほか1件

  • 大正期の日本におけるハクサイの普及過程

    清水 克志 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100315-, 2017

    ...日清戦争に出征した軍人が,中国大陸においてハクサイを実際に見たり食べたりしたことを契機として,茨城県,宮城県などで芝罘種の種子が導入されたが,この時点でも「交雑」問題によって,ハクサイの栽培は困難な状況が続いた.日露戦争後の関東州の領有によって,中国や朝鮮にハクサイ種子を採種し日本へ輸出販売する専門業者が成立したため,購入種子によるハクサイの栽培が可能となった.しかしながら,輸入種子が高価であることや...

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  • 戦後における復員庁の改組過程

    関口 哲矢 史学雑誌 126 (3), 67-92, 2017

    ...しかし米ソの議論は、ソ連が復員庁の縮小と旧軍人の追放を主張し、アメリカが反発するという政争に終始した。くわえてアメリカは、日本には旧軍人の追放に厳格である反面、ソ連に対しては残置の正当性を主張した。GHQ内でもGS(民政局)は追放に厳格であるのに対し、G2は宥和的という相違があった。<br> 復員業務に対する日米間の認識のずれ(・・)も、復員庁の運営に大きな影響をあたえた。...

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  • 日中戦争期華北の日本居留民-居留民組織・団体と徴兵検査を中心に-

    コバヤシ, モトヒロ, Kobayashi, Motohiro 新潟国際情報大学国際学部紀要 1 (創刊号), 103-116, 2016-04-28

    ...本論は領事館警察保安主任会議の議事録を主な史料として、日中戦争勃発後3年目の華北における日本居留民の進出状況を居留民団や居留民会、在郷軍人会・国防婦人会の設立と活動、さらには1940年5月に華北の各地で行われた徴兵検査の分析を通じて、華北における「銃後」の形成とその実態を明らかにする。...

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  • 朝鮮時代刑事法史の現在

    田中 俊光 法制史研究 65 (0), 79-111,en6, 2016-03-30

    ...最後に、朝鮮刑事法史の課題と可能性について、地方の刑事裁判や軍人の犯罪に関する刑事裁判の実態解明の必要性、朝鮮刑事法史における時代区分の問題、そして刑事法にとどまらず、これまで蓄積された朝鮮法史の研究成果を世界中の研究者に発信する標準的入門書の必要性を提示した。</p>...

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  • 軍人は藝術家か

    山根 龍一 日本近代文学 94 (0), 77-91, 2016

    ...と同時に、論壇に〝軍人を藝術家と見なす論調〟が目立ち始めた時期でもあった。このような論調に異議を唱えることは、いかにして可能だったのか。本稿は、この問いを念頭に置く。そして、〝軍人を藝術家と見なす論調〟に〝抵抗〟する作品として、坂口安吾の小説「真珠」を読み変える。具体的にはまず、作品の前半部から、海軍軍人である「あなた方」と文学者である「僕」の対照的な関係を抽出した。...

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  • 昼間保育事業の先駆者・生江孝之の再評価

    中根 真 保育学研究 54 (2), 18-27, 2016

    <p>本稿の目的は,昼間保育事業の先駆者・生江孝之の神戸市職員時代に焦点をあてて再評価することである。</p><p>まず,神戸市婦人奉公会発足の経緯,児童保管所の運営について要約し,生江は当初,保育事業のために神戸市に採用されたのではなく,救済事業の企画・立案者として採用されたことを明らかにしている。加えて,生江の保育事業構想は,市長と生江の採用交渉を行った留岡幸助によって鼓舞されたことを明らか…

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  • 社会保障制度の来し方、行く末について

    尾澤 潤一 バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集 2016 (0), 24-, 2016

    ...それは、軍人や公務員に対する年金や貧窮対策の拡充、また一部財閥企業による退職者支援という形であり、まだ限定的なものにとどまっていた。第二次世界大戦後、新たな法制度の下で日本が求めた近代国家の姿については、特に、医療、年金、困窮者対策、関連支援という基本的な社会保障要素への志向を目指したものの、まだ完ぺきとは言えないものであった。...

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  • 支援機器の科学的臨床評価推進に向けた文献情報データベースの構築

    川尻 みなみ, 岡野 智也, 原田 翔平, 白銀 暁, 鎌田 実 理学療法学Supplement 2015 (0), 0862-, 2016

    ...【方法】文献調査の対象誌は,アメリカ退役軍人庁が1964年から発行する学術雑誌で,オンライン版が無料でダウンロード可能なJournal of Rehabilitation Research & Developmentとした。そのうち,2011年から2014年に掲載された計475本の論文を対象に調査を実施した。...

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  • 植民地台湾から米軍統治下沖縄への「帰還」

    松田 ヒロ子 文化人類学 80 (4), 549-568, 2016

    ...そのなかには、1895年に日本が植民地化して以来、就職や進学等のために台湾に移住してきた人びととその家族や親族、戦時中に疎開目的で台湾にきた人びとや、日本軍人・軍属として台湾で戦争を迎えた沖縄県出身者が含まれる。本稿はこれらの人びとの戦後引揚げを「帰還移民」として捉え、その帰還経験の実態を明らかにする。...

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  • 『大正・昭和戦前期 政治・実業・文化 演説・講演集 ―SP 盤レコード文字化資料』

    金澤 裕之, 相澤 正夫 計量国語学 30 (3), 146-154, 2015-12-20

    ...本書は,SP盤レコードに遺された,大正から昭和戦前期の政治家・軍人・実業家・文化人などの演説・講演を,言語研究の専門家が可能な限り忠実に文字に起こし,演説者ごとに収録した「文字化資料集」である.本書作成の基盤となったのは,芸能史研究家・岡田則夫氏の提供・編集・監修により,2010年5月にデジタル音源集として販売された『SP盤貴重音源 岡田コレクション』で,資料の作成は,国立国語研究所の共同研究プロジェクト...

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  • 戦死者遺族からみる『こゝろ』

    北川 扶生子 日本文学 64 (12), 38-48, 2015-12-10

    ...当時のメディアにおける軍人未亡人のイメージを参照すると、奥さんが軍人未亡人であることで先生の自殺は大義に接続されるが、一方で、軍人未亡人は経済的・性的側面からも注目されており、その点から見れば『こゝろ』は、戦死者遺族女性の生き延びる努力の物語になる。</p>...

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  • 辮髪と軍--清末の軍人と男性性の再構築

    髙嶋, 航 アジア遊学 191 119-132, 2015-11-20

    ...国家・民族存亡の危機にさいして「武」の必要性が唱えられ、洋式の軍服・軍靴に身を固めた近代的軍人は一躍、中国の男らしさを象徴する存在となった。...

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  • ジンバブウェの商業漁業における「現地化」

    伊藤 千尋 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100067-, 2015

    ...再分配の結果、退役軍人、与党関係団体、一部の協同組合と個人起業家などに新たなパーミットが与えられた。また、再分配にともない、パーミット所有者が他者にパーミットを貸しだすことを許可する新たな制度が設けられた。パーミットの貸し借りが可能になったことは、従来よりも商業漁業への参入を容易にした。その結果、利害関係の異なる多様なアクターが乱立するようになった。  ...

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  • 沖縄地域における末日聖徒イエス・キリスト教会

    竹村 一男 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100062-, 2015

    ...<br><br>(1) 沖縄における米軍基地の軍人・軍属教会員の影響や、かつての米国統治の影響がある。<br><br>(2) 祖先祭祀などの沖縄の民俗宗教と、当教会の教義がマッチすることがある。<br><br>(3) 門中組織など親族関係がかたく、模範的な人物などが教会員になるとその影響が広がる。...

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  • 韓国の理学療法の実情について

    康 徳龍 新潟リハビリテーション大学紀要 = Niigata University of Rehabilitation Bulletin 3 (1), 25-28, 2014-12-01

    ...一方、韓国は軍人の障害防止や安全のための軍人理学療法士も最近話題になっている。また、日韓理学療法士の共通の事情としてはWCPT加盟国のうち、先進国の中で開業権がないのは日本と韓国だけである。韓国の理学療法士は今後も社会の変化やニーズにより発展することが期待される。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 丹羽文雄の『少国民版 ソロモン海戦』論─原作との比較検討を中心に─

    服部, 裕子, Hattori, Yuko 現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 130 63-75, 2014-09-30

    ...,可能な限り自己に忠実に戦争の実相,戦争のもたらす悲劇を表した,特筆すべき作品として評価できることが明らかになった.次に,『少国民版 ソロモン海戦』と原作『海戦』とを比較すると,子ども読者に配慮して,わかりやすい表現に,興味を持ちやすい内容に書き換えられたが,死のイメージが大幅に緩和され,日本海軍の完全勝利の物語となっていることが明らかになった.原作が十分に生かされなかった面もあるが,子ども読者に軍人精神...

    機関リポジトリ Web Site

  • 混成第九旅団の日清戦争(4) : 新出史料の「従軍日誌」に基づいて

    原田, 敬一 歴史学部論集 4 103-124, 2014-03-01

    ...参謀本部が編纂し、刊行した『日清戦史』全八巻には、中塚明氏や一ノ瀬俊也氏などにより遺漏や改ざんの跡がいくつか指摘されており、そのことも、「従軍日誌」という軍人自身の記述により再検討することができる。『歴史学部論集』創刊号に六月六日から七月二六日まで、同第2号に七月二七日から九月一四日(平壌総攻撃前日)まで、第3号に九月一五日(平壌総攻撃日)から一〇月二三日まで掲載した。...

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  • 近世ドイツにおける「紙の記念碑」 : ブランデンブルク・プロイセンのある軍人

    塚本, 栄美子 歴史学部論集 4 41-62, 2014-03-01

    宗教改革やその後の宗派化のプロセスを通じて、自身や家族のために追悼説教パンフレットを作成する慣習が、王や諸侯たちの間ばかりでなく、より階層の低い貴族や領主層、ブルジョワ階層や裕福な手工業者たちにも広がっていった。とりわけルター派地域に浸透するが、改革派やカトリックの人びとの間でも認められ、近世ならではの慣習として注目される。本稿では、わが国であまり紹介されてこなかった当該史料の具体例を検討し、そ…

    機関リポジトリ Web Site

  • 「慰安婦」訴訟の意義と課題

    髙良 沙哉, Takara Sachika 地域研究 = Regional Studies (13) 133-152, 2014-03

    ...本稿は、裁判所が認定した「慰安所」内外における旧日本軍人による性暴力の被害事実を明らかにして、「慰安婦」訴訟の意義を示し、国家や国民が理解すべき旧日本軍による加害責任を再確認する。そして元「慰安婦」に対する、日本政府の戦後補償責任を追及する際の課題を判決に基づいて明らかにする。...

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  • 〈亡霊〉は誰にたたるか―又吉栄喜「ギンネム屋敷」論―

    村上 陽子, Murakami Yoko 地域研究 = Regional Studies (13) 119-132, 2014-03

    ...「沖縄人」の主人公「私」をはじめ、「朝鮮人」、「米軍人」、「ナイチャー二世」など、民族性を強く帯びた男性登場人物の語りによって構成されるこのテクストの中で、レイプの被害者としてあらわれる女性登場人物は沈黙を強いられている。そのため、従来「ギンネム屋敷」の男性登場人物が、帝国主義や植民地主義、冷戦構造をふまえた関係を形成している点が注目されてきた。...

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  • 日本の社会保障制度と期待されるシナリオ

    尾沢 潤一 バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集 2012 (0), 11-, 2014

    ...日本の社会制度は軍人恩給や低所得者等への支援制度を手始めに、その後、医療保険、公務員年金、企業年金、国民年金等が拡充されてきたものの、近年高齢層の増加と若年層の低下、年金基金の運用利回りの低下などコストパーフォーマンスの悪化が著しい。このため、毎年1兆円の負担増という構造要因があり、多額の基金と現行の保険料収入での運営では、先行きに不安が見られる。...

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  • ジンバブウェ・カリバ湖の漁業資源をめぐる社会の動態

    伊藤 千尋 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100078-, 2014

    ...再分配により、既存の協同組合や、個人起業家、退役軍人や役人などが新たに漁業ライセンスを与えられた。しかし再配分の恩恵を受けた多くの人びとは、漁船を作る資金力が不足していたため、ライセンスを一時的に他者にリースすることよって資金を蓄えるという措置が取られるようになった。  ライセンスのリースが可能になったことで、従来よりも参入が容易になり、利害関係の異なる多様なアクターが乱立するようになった。...

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  • 山地社会の災害に対する脆弱性分析—インド北部ラダークにおける豪雨災害の事例—

    山口 哲由 E-journal GEO 9 (1), 120-138, 2014

    ...2010年8月4日から6日にかけてインド北部ラダークで発生した集中豪雨は,地域全域で鉄砲水や土石流などを引き起こし,多くの人びとの命を奪い,家屋や農耕地を土砂に飲み込んだ.この未曾有の自然災害は延べ265人の死者を出したが,そのうち現地の人びとは132人を数え,加えて出稼ぎ労働者81人,軍人29人,外国人6人も犠牲になった.鉄砲水や土石流は主にインダス川上流域の北岸に位置する集落に大きな被害を与え,...

    DOI 参考文献7件

  • 研究活動助成成果報告

    「歴史に学び地域をたずねる会」史料館整理・管理部 今村作衛 飯田市歴史研究所年報 12 (0), 229-232, 2014

    DOI

  • 韓国大邱から沖縄宮古への朝鮮人被強制連行者-徐正福の証言

    清川 紘二, 桜井 国俊, Kiyokawa Kouji, Sakurai Kunitoshi 沖縄大学人文学部紀要 (15) 61-68, 2013-03-15

    ...宮古における軍夫の使役の状況、米軍爆撃の様子、日本軍人による差別、朝鮮人慰安婦のエピソード等についての詳細な口述は、沖縄における朝鮮人軍夫の状況をよく伝えている。徐さんの語りは、2006 年6月沖縄大学で講演した被強制連行者、姜任昌氏(慶尚北道英陽郡出身)による阿嘉島からの報告とともに、朝鮮人強制連行史における宮古島の空白のページを埋める貴重な証言である。...

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  • 欧州に派遣された「女の軍人さん」 : 日赤救護班と第一次世界大戦

    荒木, 映子 人文研究 64 5-35, 2013-03

    ...次いで、外国との接触を通して近代日本が形成されていく時期に、「女の軍人さん」がどのようにつくられ、どのような役割を担わせられていったかを、日赤関係の文献だけでなく、救護看護婦に言及している文献を通して考察する。さらに、第一次世界大戦時のイギリスにおける女性の戦争貢献と比較して、この派遣活動についての言説をジェンダーの視点から分析する。...

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  • 近世ハプスブルク君主国における軍隊と兵士

    岩﨑, 周一 京都産業大学論集. 社会科学系列 30 123-154, 2013-03

    ...実際に軍人・兵士となったのは、(1)傭兵を生業とする人々、(2)強制的な徴募の犠牲となって意に反して軍役につかされた人々、(3)それまでの生活環境から脱出し、社会的上昇を果たす機会として軍役をとらえた人々のいずれかであった。また兵士たちは、身分・出身・民族・宗教・言語などにおいて多種多様であり、共属意識にはきわめて乏しかった。  ...

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  • 混成第九旅団の日清戦争(3) : 新出史料の「従軍日誌」に基づいて

    原田, 敬一 歴史学部論集 3 43-63, 2013-03-01

    ...参謀本部が編纂し、刊行した『日清戦史』全八巻には、中塚明氏などにより遺漏や改ざんの跡がいくつか指摘されており、そうした点も、「従軍日誌」という軍人自身の記述により再検討することができる。『歴史学部論集』第1号に六月六日から七月二六日まで、同第2号に七月二七日から九月一四日(平壌総攻撃前日)までを掲載した。本号には九月一五日(平壌総攻撃日)から一〇月二三日まで掲載する。鴨緑江渡河戦以降は次号となる。...

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  • ジェンダーの視点から見たミャンマーの民主化プロセス

    土佐 桂子 ジェンダー史学 9 (0), 23-38, 2013

    ...ただし、ジェンダー視点が重要でないわけでなく、軍事政権時代に入り政府はミャンマー母子福祉協会、ミャンマー国家女性問題委員会等の女性組織を作り、重職に軍人の妻たちを配置した。これはアウンサンスーチーをはじめ国民民主連盟(NLD)らの女性動員力を意識し、その取り込みが図られていたことを示す。...

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  • 山縣有朋の自然観と作庭観

    渡邉 美保子 日本庭園学会誌 2013 (27), 27_41-27_49, 2013

    ...山縣有朋(1838~1922)は、明治・大正期の陸軍軍人、政治家である。邸宅を構えるごとに自ら指揮をとり築庭した。現存する3つの庭園のデザインを見ると、椿山荘(1878)ではもともとあった自然の地形、谷、湧水、自生していた植物を生かして作庭したのに対し、無鄰菴(1894)と古稀庵(1907)では、水を引き入れ造成し苗木を植樹した。...

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