ロシア軍が包囲攻撃、千人超死亡

マリウポリ、産院も攻撃

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 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ロシアが侵攻したウクライナで人道危機が深まっている。約10日間にわたりロシア側の包囲攻撃が続き、最も危機的な南東部マリウポリのオルロフ副市長は9日、市民1170人が死亡したと明らかにした。市民は逃げられず、子ども病院と産院も爆撃を受けた。北部チェルノブイリ原発はロシアの軍事行動によって停電になった。

 国際原子力機関(IAEA)は9日、ロシア軍に制圧された欧州最大級のザポロジエ原発から核物質監視システムのデータ送信が途絶えていると発表した。

 チェルノブイリ原発は非常電源に切り替えた。