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米大統領:北朝鮮ミサイル対応、中国主席に伝える

 【ロンドン草野和彦】オバマ米大統領は1日に会談した中国の胡錦濤国家主席に対し、北朝鮮が「人工衛星打ち上げ用」と主張する弾道ミサイルを発射すれば、国連安全保障理事会で取り上げることを伝えた。米政府高官が同日、明らかにした。米国は安保理で協議する方針を決めているが、オバマ大統領が外国首脳に対してこうした方針を表明したのは初めて。胡主席は態度を明確にしなかったという。

 安保理理事国(15カ国)のうち日米英などは、北朝鮮によるミサイル発射は06年10月の安保理決議違反に当たるとして安保理に提起する方針だが、拒否権を持つ中露がどのような態度を取るかが焦点となっている。

 オバマ大統領は首脳会談で「ミサイル発射は挑発行為であり、安保理で協議するのが自然」と胡主席に伝えた。これに対し胡主席は、ミサイル発射への懸念を表明したが、国連での対応については明言しなかった。

 政府高官によると、中国としても日米韓の懸念を北朝鮮に伝えているとの説明があったが、北朝鮮の判断にどれだけの影響があったかについて胡主席は評価しなかったという。

 一方、オバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領との1日の会談では「安保理決議(違反)という文脈では協議しなかった」(米政府高官)といい、米国と中露との溝は埋まっていない模様だ。

毎日新聞 2009年4月2日 10時29分(最終更新 4月2日 11時21分)

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